第6話「初めて」

「明日一緒に洋服屋行かない?」

私は思いがけない山本君の言葉に驚いた。。

「え、なんで!?」

山本君は

「まぁいいじゃん。付き合ってよ。」

と言った。これは、デートなのか!?

私はつい変なことを考えてしまった。

私何言ってんだろ、山本君は私のこと

男友達って思ってるんだろうし…。

というか友達なのか??

そんなことを考えていて、

その日は全然眠れなかった。


翌日、学校が終わり下校時間。

山本君に「行こっ!」と言われ、

言われるがまま洋服屋さんへ向かった。

このお店になんの用があるんだろ。

なんて思いなながら私たちはお店に入った。

山本君は1つのドレスをずっと眺めていた。

私が前に見ていたドレスだ。

しばらくすると、店員さんが近づいてきて

「プレゼントですか?」と山本君に聞いた。

すると、

「違います!あ、ちょっと試着室かりますね!」

といってドレスを手に取った

店員さんは困惑していた。

私も何がなんだかわからなかった。


その時、山本君が私にドレスを渡してきて、

「これ、着てきて。」

「え、私が!?」

山本君どうしたんだろ、そんな趣味あったんかな…。なんて考えながらも言われた通り試着室でドレスを着てみることにした。

可愛い…。

人生で初めてドレスを着た。

可愛いドレスを身にまとってる自分は

凄くキラキラしてるように見えた。

私は可愛いものが大好きだ。


私は試着室のカーテンを開けて、

「私ドレス人生で初めて着たよ。

山本君のおかげで自分がもっと好きになった!ありがとう…。」

と思いを伝えた。


すると山本君は言った。




「 似合ってるじゃん…/// 」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私は男の子 Nakano Itsuki @itsuki9221

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ