第5話「帰り道」
なんで逃げちゃったんだろ。
私は山本君に言われた通り、ドレスみたいな
可愛いものが好きだ。
でも何故か体が拒否してしまう。
嫌われるのが怖いからかな…。
そんなことを思っていると背後から
「一緒に帰ろうぜ。」
と山本君が話しかけてきた。
急すぎて驚いたけど全然嫌じゃなかったから、
「うん!帰ろう…。」
といって2人で帰ることになった。
話す話題がなくて少し気まずかった。
そんな時山本君が
「あのさ、さっき洋服屋に居たよね。
なんか店員さんと話してたけど大丈夫?」
「あーうん!大丈夫だよ。」
私はそう言った。
すると
「明日一緒に洋服屋行かない?」
私は思いがけない山本君の言葉に驚いた。
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