イメージ画 プロット

冒頭の公園


池のほとりに花束を投げ立ち尽くす女の姿。

思いつめた表情。



その頃、例の大きな屋敷。

若い女性が4人、お手伝いの中年女性に案内され敷地から室内に通される様子。


天井からゴトッと音がする。

上を見上げる一人の女性、天井に何かを見つけるが、気にもせず他三人との会話に戻り廊下を歩く。


しばらく時間が経ち、静かにふすまが開く。着物をめした主人の女性が入ってくる。若い女性達は美しい着物姿に見惚れる。


しばらくたわいもない会話で談笑。

主人女性は両親と離れて暮らしており、この屋敷の一室で日毎に変わるさまざまな教室を開いているという。

通いのお手伝いが一人。


この日は料理教室の日。魚をさばく…血生臭ささに若い女性達の表情がゆがむ。


ゴトンッ…先ほどと同じ音。若い女性は天井を見上げると主人がどうかした?と微笑みながら話しかける。


若い女性はいや、、何でもありません…と魚をさばく。


他の若い女性がお手洗いを借りるさい、案内された通路にある一室に大きな絵画。美しい女性の絵。

だがその瞳は真っ黒く、今にも飲み込まれそうな漆黒。不気味に思いそそくさと去る。

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しがみつくその女 NANKICheese @NANKICHIis

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