第4話
* 2024年12月25日。6年付き合った彼女を振った。彼女はクリスマスが大好きな子だった。その日が彼女にとって特別な日だとわかっていた。しかし俺は、そんな日に別れを告げなければいけなかった。計画していたわけじゃない、前日の24日に、いや、23日、あるいは22日に、運命を感じてしまったのだ。純粋に6年彼女を想っていたとは言えないが、俺なりに愛を伝え、俺なりに一途に付き合ってきたつもりだった。それに決して別れたいと思ったわけではない、致し方なかったのだ。同じ学部で、特に気にしていなかったが存在は知っている程度の子が、関わった刹那に強引に、心を奪うような魅力を秘めているなんて、思わなかったのだ。これが恋なのだと、閃いたのだ。気づいた時にはその子への想いだけが體を制御していた。Don’t U think?
戯言 @Amanoru
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