第3話
* 新しい小説について。私自身三島や村上春樹を読むが、長すぎると思う。往々にして人物の掘り下げと背景描写が過剰で、ストーリー性が蔑ろにされてしまっていると感じる。それに、何から何まで語って、事細かに言葉で説明してやれば、その文体は美しくなるのか、物語は興味深い変化を遂げるのか、否である。物語とその物語の役者や舞台は横並びに進んでいくことを、大衆から評価を大いに受けた作家が理解していない。長々と鬱陶しいのだ。必要のない、面白みもない。ユーモアとはまったく塵芥である。小説に必要なのは深い感動を与える、含みのある物語だけだ。中途半端に饒舌で、欲が透けた文章など目で追うのが苦痛なのだ。
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