第2話めんどくさい
くそどうしてこうなった最悪だ
「あの、よかったらわたくしとお話して頂きませんか?」
「私ともお話いたしませんか?」
「わたくしも!」
「興味がないのでどちらかにいって「ヘイそのこのナイスガイくん僕との話が先じゃないかい?」
「すまないなそこの淑女たち僕はこのレイ様と大事なお話があるのでまた次の機会にでもアプローチしてくれたまえ」
う、1番会いたくなかった人物に会ってしまった。
今癪に触るが助けてくれたのは俺と同じ公爵家のアイシルス家次男ライア・デ・アイシルス。
容姿は金髪碧眼正に王道系のイケメンだ。
何かと俺にかまってくるうるさいやつだ。
「何のようだ」
「何のようだってひどいじゃないか!僕は可哀想なレイ様を助けてあげたのに。シクシクシクシク」
「下手な演技は辞めろ。別に助けてもらわなくても自力で何とかできた」
「いやいや、君の何とかできたは不幸な女性が何人生まれることやら」
「どうでもいいことだな。僕には関係ない」
「やれやれ、君にはどうでもいいことだろうが彼女たちの心には深い傷がつくかもしれないよ。
まぁ別の属性に目醒める子も少なくはないけどね。」
「僕は面倒事は嫌いだから最初に断るのがらくなんだよ」
「だから君には氷の公子様なんて周りから言われるんだよ」
「貴様次その呼び方をしたら殺す」
「ヒュー怖い怖い。じゃあ僕はそろそろ他の所に行かなければならないから失礼するよ。じゃあね、氷の公子様。」
「貴様〜」
嵐のように去って行ったな最後はむかいつたが、
悪いやつではないのだがあのテンションにはうざいからあまり関わりたくはないな。
さてそろそろ挨拶周りも終わる頃だろうし両親の元にでも戻りますか。
「おぉ、ちょうど戻ってきたか、レイに紹介したい子がいてなこっちに来なさい」
「お初に御目にかかります。ジル・ド・レイアード家が淑女ローズ・ド・レイアードと申します。以後お見知りおきを。」
「この子はレイの婚約者だ。今後仲良くしなさい。
ローズ君私の息子は少々捻くれ者だがよくしてやってくれ。」
「はい。不束者ですがよろしくお願いします。」
「あの〜いつのまに僕に婚約者なんて?」
「あらあら、レイちゃんったら前にも言ったはずよレイちゃんが生まれた時にレイアード家の淑女との婚約者がきまったのよ〜」
そういえばそんな事言ってたような言ってなかったような、めんどくさかったから聞き流してたけど
今駄々をこねてもめんどくさいからいっか。
「これから君の婚約者になるレイ・フォン・シルキートだ。よろしく。」
「は、はい。や、よろしくお願いします。」
まぁ見た目はかなりの美人だが少しドジそうだな。
あとはなるようなるしかないか。
はぁ疲れた。
今日はいつもより増して疲れたな。
あのエセイケメンの相手に有象無象の女たちに、
この年で婚約者なんてはぁ面倒だ。
俺は生涯独身貴族でよかったのに。なんて無理か本物の貴族になってしまったんだから。後はどうにでもなれー!
眠くなってきたしもう寝るか。
転生したけど気にしない K @kazumahr
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