転生したけど気にしない
K
入学式編
第1話無気力転生
「レイ様 そろそろ学園に行く時間です。」
「んー今日はやめとくよ」
「いけません。今日こそは行かないと卒業できませんよ」
「いいんじゃない」
「公爵家の嫡男がそのような事を仰ってはいけません。大体レイ様が学校に行かないと私まで色々とetc…」
「はいはい、わかった、よいくよ」
はぁ学園に行くのもだるいのにメイドの愚痴まだ聞いてたらたまったもんじゃない。
俺はただダラダラと生活したいだけなのに。
こうなったのも全部あのクソジジイのせいだな。
俺は死んだのか、儚い人生だったな。
て事はここが天国か何もないな
「ここは天国ではないぞ」
「誰だ?」
「私は神様じゃよ」
「そうか」
「む、もっと驚いてくれてもよいのじゃが、」
「驚いたところで何もないじゃないか」
「それもそうじゃが、、」
「というか死んだ人間一人一人に会っているのか?」
そうだとしら神様も面倒だな
「いやいや、死んだ人それぞれに会っていたらキリがないからの、お主に会いにきたのは別の理由じゃ」
「え、むりです」
「わしまだ何もいってないんじゃけど?」
「いやいや、神様が別の理由で空いに来るなんて絶対面倒事しかないだろ」
「いやいや、面倒事でも何でもないぞ。ただ転生してもらうだけじゃ」
「転生しても俺は何もしないぞ」
「構わんよ。わしも何かしてもらう事などないしな」
「わかった。なら好きにしてくれ」
「では、いい人生を送るんじゃ」
こうして俺はこのキルシート公爵家の嫡男に転生したわけだ
転生してから俺がした事と言えばんー特にないな
普通の人ならチートやら政略などするんだろうけど
俺はどれも面倒なだけだからやる気にもならなかった
しかしこの生活は好きなので追い出されないようある程度やってきたわけだが、この生活にも終わりがみえきたようだ。
何故なら16歳になる社交界デビューがあるからだ
自意識過剰と思われるかもしれないが俺は見た目が国1番と言われるほど容姿がいい。
艶やかな銀髪に翠色の瞳そして親譲りの高身長どこをとっても悪い要素がない。
なのでモテないはずがない、だから憂鬱なのだ。
「はぁ、行きたくない」
「レイちゃん、わがままを言わないの」
「そうだぞ。これはお前にとって人生を決める時間なのだぞ」
「僕は、あまり目立ちたくないのですが、、」
「それは無理ですわよ、レイちゃんは私と旦那様に似て可愛くてカッコいいんですから。フフ」
「安心しろ私もアイリスと出会うまでは社交界など嫌いだったからな。だがアイリスと出会ってからは全てが楽しく思えたのだ。」
「まぁ、旦那様ったら♡」
両親のイチャラブなんでみたくねーよ
そんなこんなで時間が過ぎていき俺たちの出番が来た
「続きましてキルシート公爵家一家ご入場」
はぁついにきてしまった。
「まずは陛下にご挨拶に行くぞ」
陛下に挨拶が終わったら隅で静かに終わるのを待とう
「国王陛下におかれましては御久しく「よいよい、私とそなたの中ではないか堅苦しいのはむず痒い」では
普段通りに、人の口上の邪魔をしないでいただきたい」
「それはすまなかった。アハハ」
「はぁ」
父と陛下は何でも幼馴染らしく普段でも時折会ってお茶をするそうだ
「して、そちらがレンの子息か?」
「お初に御目に掛かります。レン・フォン・キルシートが嫡子、レイ・フォン・キルシートと申します。」
「うむ、私がこの国ライアリス王国国王ヴァン・ラ・ライアリスだ。そなたのことはレンからよく聞いておるぞ、聞くのも疲れるくらいにな」
「ヴァン様それ以上口を開かない方が懸命だと思いますが、」
おっと父のみたことのない笑顔が陛下に向けられている
聞かぬが吉だな
「悪いことを聞かれてなければよろしいのですが」
「そんな事はないぞ、例えば、「レイは向こうで同年代の友人でも作って来なさい」
「わかりました。父上、では失礼いたします」
これは逃げるが勝ちだな
しかし友人を作れと言われても面倒なだけなのにな
まぁすみで大人しくしておこう。
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