ラグリフォート伯爵家の嫡男であるエウリアスは、父の命により騎士学院への入学を果たし、そこで大切な仲間たちと出会う。
どこか抜けている感じがありつつも、決めるところは決め、思慮深く、相手のことを思いやれる主人公・エウリアス。素敵ですね。
すでに数百話のボリュームがある本作ですが、あっという間にするする読めてしまう、読み心地のよい作品です。これも主人公の性格のよさがあればこそ。
表向きのストーリーは、王道系の主人公最強系ですが、ときおり挟まれる裏設定っぽい会話や人物の暗躍も、めっちゃ気になります!
著者曰く、けっこう深いところまで仕込みがされている世界観のようなので、ぜひそこまで読ませてほしいですね!
領民にも仲間にも慕われる好青年が、廃嫡されるまでと、それから。