《第6話》2年目の戦い、そして再建へ
自己留年を認めてもらえなかった昭和ゆとり派のムネヒロは、10人の不良男子の出所に伴う新たな対策として男子全員を集め、同学年の女子生徒全員を守る方法を模索していたのだった。
クラスのマドンナを不良から守るだけでなく中学校を立て直す為、昭和ゆとり派のムネヒロは他の女子生徒全員に同じ被害を受けさせない事を第一に、かつてのアクションゲームに登場していた正義のヤンキーの必殺技を思い出し、日々トレーニングを行っていた。
そして月末を迎え、10人の不良男子が留年という条件付きで出所したが、今度は他都市の小学校や中学校を襲い、無差別で大人数の児童や生徒を約4ヶ月間狙い続けていたが、その模様は周りの人々に何度も見られ、警察会社にはその情報を幾度も知られ、逃げ場も失った。
それを知った昭和ゆとり派のムネヒロは旭川市内の警察会社の営業所に向かい、辿り着いた後に警察社員から聞かされたのは、10人の不良男子を幾度も蹴散らして懲らしめたり相手にされていた件だった。
そして、その10人の不良男子による性暴力で中学校が荒れていた事から、一時期は自らの責任で自己留年を検討したが学校や運営会社側から却下され、女子生徒全員を守る様に命じられていた事を自ら公表した。
それが中学校側に知られ、その翌日に昭和ゆとり派のムネヒロは中学校の事務局に呼び出され「10人の不良男子に関しては無期限停学・謹慎処分を正式に下す事にしたので、奴等を見付けて警察会社の協力を得て捕まえるんだ。」と事務局長に言われ、再び警察会社の営業所に向かったのだった。
そして10人の不良男子を指名手配し、旭川市内を含め北海道内全土を廻り続けるも見付けられず、国民からの目撃情報も未だに入らなかった。
あれから1ヶ月半が過ぎ、夕張で不良男子6人を目撃したとの情報が得られ、その全員が指名手配を受けていると明らかになり、遂に逮捕された。
更にその1ヶ月後には苫小牧で指名手配を受けている不良男子3人を目撃したとの情報が入り、逮捕された。
しかし残りの1人は未だに目撃されたとの情報が入らず、昭和ゆとり派のムネヒロは全市町村からの被害情報にまで頼るしか無いのではと警察社員に伝えたのだった。
そして、旭川市内の特別支援施設に一旦戻った昭和ゆとり派のムネヒロは群馬県太田市の小学校の卒業生集いの会に行く準備を済ませ、バスを乗り継いで旭川空港に辿り着いたが、そこに残り1人の不良男子がいる所を目撃し、現場から離れた公衆電話で警察会社に知らせた。
そして旭川市内の警察会社の各営業所から多数の警察社員が駆け付け、遂に逮捕に至らせた。
その後、昭和ゆとり派のムネヒロは不良男子が連行された旭川市内の警察会社に連れられ、中学校の事務局長も駆け付けて来て、代表取締役から感謝の言葉を頂き、逮捕された10人の不良男子は正式に無期限停学・謹慎処分となって、昭和ゆとり派のムネヒロは中学校事務局長の車に乗り、旭川空港に向かったのだった。
そして航空機に乗り、羽田空港でリムジンバスに乗り継ぎ、群馬県太田市へ向かい、バスターミナルで両親に迎えられ、車で実家に向かった。
昭和ゆとり族の時の大冒険記[ムネヒロ編] 新藤忠【非ゆとり・非グローバルの会】 @tsuneo-koumei_19370905
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