《第5話》再生と予想外の展開
小学校時代は成らず者で不適切だった昭和ゆとり派のムネヒロは群馬県太田市の特別支援学校の中学部で3年間過ごし、夕張の特別支援施設で6年間の禊として全てを改め、遂に旭川の民間の中学校に受かって入学、群馬県太田市にいる両親の本当の願いを一つ叶えさせたのであった。
しかし、旭川での生活場所としての入所先する特別支援施設から通う民間の中学校では清楚な学校生活を3年間続けられると思いきや、予想外の現実が待ち構えていた。
クラスのマドンナ的存在と言われている女子生徒が10人の不良男子に絡まれ、性暴力を受けている様子を目撃した昭和ゆとり派のムネヒロがかつて小学校時代に数人の男女と組んで何人もの女子児童を相手に形振り構わず誂うなど悪ふざけを繰り返した成らず者だった頃を思い出し、夕張の共同住宅で生活しながら特別支援施設に通っていた頃に興味津々でよく遊んでいた正義のヤンキーのアクションゲームで知った攻撃アクションに目覚め、自ら不良男子を10人まとめて蹴散らしたのだった。
そして女子生徒は、昭和ゆとり派のムネヒロに助けられた事は一生の秘密にする様、耳元で言われたのであった。
その後、加害者である10人の不良男子は他校の生徒との暴力事件などの非行を繰り返し、被害の女子生徒だけでなく他の女子生徒複数人へのセクハラ行為にまで及んでいたという事実を知った昭和ゆとり派のムネヒロは命懸けで10人の不良男子加害者と戦い続ける事を決断したのであった。
それから昭和ゆとり派のムネヒロは隠れながら10人の不良男子の行為を監視し、非行に及ぼうとした時点で追跡し、何度も蹴散らし続けて来たのだった。
更に昭和ゆとり派のムネヒロは、夕張の特別支援施設時代の仲間や群馬県太田市の小学校時代の同級生だった男女を数人集めて徒党を組み、10人の不良男子を幾度も懲らしめて蹴散らし、ターゲットにされている女子生徒を守り続けるも諦めが悪い10人の不良男子は更にエスカレートし、激しい性暴力を与えようとするもパトカーのサイレン音に気付き、10人の不良男子は一目散に逃げ出したが一人も残らず全員、逮捕された。
それが公共放送や数少ない提携先のキー局や独立局で報道され、校内では担任教諭や学校の代表者などによる会見が行われ、テレビで生中継されたのだった。
昭和ゆとり派のムネヒロは入所先する旭川市内の特別支援施設で職員に呼び出され、逮捕された10人の不良男子は闇世界の家族であったという事実を伝えられた。
しかも、昭和ゆとり派のムネヒロの入所先する特別支援施設は通っている中学校と同じ運営事業者である事から、今後は特別支援施設側との連携対応も検討せざるを得なかった。
もし10人の不良男子が出所した場合、その生徒達には留年という処分を下し、今後また性暴力などの非行を犯した場合は無期限停学・謹慎処分を下す方針で固めた。
昭和ゆとり派のムネヒロも自らの責任を持って留年を決断したが、学校側で却下されたと同時に今後も同学年の女子生徒全員を守る様、特別支援施設の代表取締役に命じられた。
昭和ゆとり族の時の大冒険記[ムネヒロ編] 新藤忠【非ゆとり・非グローバルの会】 @tsuneo-koumei_19370905
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