再会

「え?えっと・・・舞也のご親族・・・?」

「・・・違うよ、舞也だよ」

俺は頭がおかしくなったのかと混乱した。

あれ?俺の知ってる舞也は男の子だったよな?女装か?

「えーっと・・・、色々わからないんだけどなんで女の子の制服を?」

とりあえず目に見える疑問を投げかける。

「それはね、私が女の子になったからだよ♡」

ますます訳が分からない返答がかえってきてしまった。

「あー、え、そ、そうなんだ、そうなんだ!?、そう、その・・・すごく可愛いよ」

なんか動揺しすぎてかなりおかしな返答になってしまった。

「えっ!そう!?うれしい!あなたにそう言われたくてこうなったの!!」

「なんか胸もあるし・・・、ほんとに舞也なのか」

「そうだよ、別れた後から胸も膨らんできてね・・・」

「あぁ・・・、そうなんだ・・・。まあ、また舞也と再会できて嬉しいよ!」

「僕・・・、ううん、私も結輝と一緒に居れてうれしい!!」

何故か合格発表を見に来ただけなのに、ゲーム仲間の友達に出会ってしまった。

いや、それだけならいいんだが男友達が女の子になっていた(訳が分からない)


「えーっと、舞也も合格してるの?」

「もちろん!手術でかなり苦しかったけど、頑張って勉強したから!」

「・・・すごいね、その、苦しみはわからないけど今度一緒にお祝いしよう」

「えっ!エッ!・・・やばい、早速デートのお誘いが!いく!いぐ!!」

{なんか不穏な発音が聴こえたな・・・}

「ま、まあそれは追々考えるから連絡先を確認しておこっか・・・」

連絡先は前のものと変わってなかったので大丈夫だった。

見た目は滅茶苦茶かわっていたが・・・。

「じゃあ、名残惜しいけど今日は帰るね!ゆうくん!」

「ゆうくん!?」

いきなりあだ名で呼ばれてびびった。

「ゆうくんも、僕・・・じゃない私のこと、まいちゃんって呼んでね!」

「あ、あぁまたね舞也・・・、まいちゃん・・・」

そんな事を言いながら舞也、まいちゃんは帰っていった・・・

「俺は・・・舞也をまいちゃんとして見れるのか・・・?」

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知り合った美少年が、実は心は女の子だったらしく、性転換して美少女になって俺のところにきた 不埒な聖職者 @musuka0003

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