第19話 クイック受験
少々早い時間に目を覚ますと、
”袋の中に今日の朝食が入っています。受験に勝つ!ということでカツ丼を入れておきました。
ツッコみ所がたくさんあるが…
「それにしても朝からカツ丼!?」
流石に重すぎる…
結局朝食はカツ丼ではなく
しばらく飴を
「おはよう…」
「おはよ〜」
二人が起きたようだ。
「相変わらず早いね〜ところでヒューベルクさんは?」
受験当日みたいな緊張感は特に感じられないと
「ヒューベルクさんは店の商品を仕入れに行ったよ。今日の朝食はこれな」
カツ丼を二人に手渡す。
「受験に勝つからカツ丼って文化こっちにもあったんだね〜」
ヒーティング!となんの疑問もなく魔法で温め、食べ始める。
「朝からカツ丼とか重くないか…?」
「そう?」
「そーか?」
どうやら自分がおかしかったらしい。
全く朝とは思えない食べっぷりで二人は完食する。
「「ごちそうさまでした」」
それじゃあ私立クローミズム学園の受験会場に向かいますか!
私立クローミズム学園は筆記試験を各地方で行い、合格点以上を取れば、学園内で魔法/武術/射撃の実技試験へ移行する。筆記試験は基本的に誰でも参加可能で、飛び入りもできる。実技試験は試験の方法が
こんな
「すごい人混みだな…」
流石この国最高峰といったところだろうか…
受付で名前の確認とflappatの回収が行われた。不正防止とのことだ。
「それにしてもすごい結界…」
葵は
長机に座ると周りの人は全員参考書のようなものを開いており、ほぼノー勉に近しい僕は
「やっぱ昨日ちょっとだけでもやっておくべきだったかな…」
そんなこんなで筆記試験スタートの合図が鳴る。
筆記試験がスタートすると、全員が名前を書き始めるので机とペンの音が沈黙とした会場に
筆記試験の内容は日本と似ていて、数理・国語の2教科300点満点だ。
数理と書かれた問題を見る。
なんと数学の問題は四則計算や因数分解といった日本の高校受験や大学受験とは全く
違っていたのだ。
理科は少し難しいが、生物や地学系の問題は少なく逆に物理や化学といった問題が多かった。それでも物理と化学がある程度できる僕にとっては簡単だった。
150分が終わる。半分の時間は正直なところ
二人は出来ただろうか…
また150分が始まる。
国語ということで簡単に言うと文章の整理とか文章から心情を
少し苦戦したのは語句で、全く聞いたことがないような単語が並べられていた。
ただ、選択肢のため確率は1/4。運に任せるしかない…
そして150分が終わる。
計300分。長いようで長かった。そんな筆記試験は
「どうだった?」
近くのカフェで一休みしながら話す。
「思ってたよりも簡単だったよ〜」
やはり。簡単だったらしい。
「国語の語句だけ難しかったな〜」
「それな!」
そう言う僕と
「えっそう?」
と疑問を溢す葵。
えっ…?もしかして語句ってそんなに簡単だったのか…
「普通によく使った言葉だったよ〜」
シンプルに知らなかっただけかも知れない…この中で1番頭がいいのは葵なのだ。
「まぁなんでもいっか。もう結果は変わることないしなぁ〜」
「そうだな。ところでヒューベルクさんは?」
「たしかしばらくしたら戻って来るらしいよ」
「それならとりあえず宿に戻りますか〜」
席を立ち上がり、少し
「ご来店ありがとうございましたー」
カフェ店員のそんな
<あとがき>
小説をいつもありがとうございます。
作者こと
誰かさんに感化(?)されて始めてみました。
完全に初心者なので(文章書くのは読書感想文以来…)
読みにくい
週2~5投稿予定です。(ほぼその日の気分次第…)
次回作もお楽しみに!!
☆☆☆
投稿サボってすみませんでした…(m(_ _)m)
かみひゅうがっ! 霧むぎ @Kirimugi
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