第2話 メモを置く私

誰もお別れの言葉ひとつかけようとしません。

その人もさびしそうでした。

私は休み時間を使い、

会社の便箋にその人の良い所(明るいとか、元気が良い等)を書いて

「次の会社では必ずうまくいくよ」

とメッセージを書き、余ったスペースに

頑張れ、〇〇アキエさん、と書いた旗を降っている

自分の似顔絵と携帯番号を書いて、そっと彼女の机に置きました。

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