第18話 不思議なご縁
朱に交われば赤くなる、という言葉がありますが、
彼女は新しい環境に順応して、
スーパーで働いている人、という雰囲気の女性になっていました。
たったの一年ちょっとで随分な変わりようです。
彼氏がどうとかLINEに書いてくる事もなくなりました。
うちの長男も言っていますが、
特にお店の男性と浮き名を流すとか、
ひとつ注意されて五つ言い返すという事もないようで、そこもほっとします。
彼女の中学二年生の息子さん(うちの次男と同じ年です)や、
小学五年生の娘さん(うちの長女と同じ年)も、
時々お店に来ているとかで、きちんと「お母さん」している様子で安心します。
知らなかったとはいえ、同じタイミングで妊娠、出産を経験していたなんて、そこも不思議なご縁を感じます。
きっと彼女が次々に男性を替えたのは、不安でさびしかったからなのでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます