第4話 マリアンナとブギー

「いつも……あと一歩が踏み出せないの」


マリアンナは静かな溜息をつくように、そっと心情を吐露した。碧眼から流れた涙は頬を伝い、顎の先で雫になっている。


「イヤなこと、全部嫌だって言って逃げられればいいのに。あたくし、恐くて、震えたまま何も言えなくなってしまうのよ」


ブギーは涙に濡れ束になった睫毛をぼんやりと眺めた。肌も髪も、まるで海の中にいるように艷めく女が、この小汚い部屋でシトシトと涙に濡れているのが何だか不思議だったから。

埃っぽいこの部屋に天井付近の小窓から朝日が差し込んで、その光がいっそう彼女を浮き立たせている。床に積まれた分厚い本、散らかる作業台、簡素なベット、小さな古いイス、黒ずんだ壁に、剥げた床。いつも思う。この部屋の中で、彼女だけが異質だった。


「それを俺に言ってどうするのさマリア。慰めて貰いに来たのか?」

「そうよね……ごめんなさいブギー」

「嘘だ。ホントに冗談の通じない奴だな」


ブギーはフッと息を吐いて、右手でこめかみを押える前にマリアンナの顎に溜まった雫を袖で拭った。

何度話しても冗談の通じない、 泉のように純粋な女だった。推して量れる箱入り具合にブギーは苦い顔をするが、マリアンナが余計に暗い顔をしたので慌てて補足する。


「が、それがお前のいい所でもある。……と思う」

「ほんと?」

「……ホントだ」


へらりと緩んだ顔をみて、そっと息を吐く。この女といると自分の調子が狂わされるような、そんな衝動をブギーは感じていた。

そしてその衝動をなんと呼ぶのか、ブギーは知らなかった。


「結婚なんてなくなればいいのに」

「そうもいかないだろう、なァ、マリアンナ嬢」

「やめて」


ブギーがわざとらしく呼ぶと、マリアンナは嫌そうに眉を寄せた。

マリアンナ・テレサはこの土地の領主、ドストロ・テレサの娘だった。三ヵ月後、ドストロはマリアンナをどこかの貴族の嫁にするらしい。普通貴族の娘は十五、六で結婚してしまうことを考えれば、十九になったマリアンナに結婚の話が出たはとても遅いように思えた。

マリアンナ顔も知らないどこかの貴族に嫁ぐのが嫌でこうしてメソメソしくしくしている。政略結婚というやつだ。

ブギーは人の事などどうでもよかったが、貴族の結婚がどういう意味合いを持つかは知っていた。


「……腹が立つな」

「え?」

「イヤ。結婚を無くす方法、教えてやろうか?」

「……そんなもの、ないわ」

「簡単だよ。君は俺に一言、『助けて』と、そういえばいいんだ」


さも当たり前のように言い放つブギーに、マリアンナはきょとりと目を瞬かせた。


「その一言さえ言えれば、俺はどこからでも君の元に駆けつけてやるよ。ドレスでも馬車でもつれてね」


マリアンナは笑った。


「フェアリーゴッドマザーみたい」

「かもな」


ほらお前のガラスの靴だ、そう言って差し出した箱の中には華奢なブルーのヒールが並べて収まっている。小さな飾りがいくつもついていて、ヒール部分は本当に硝子でできているこの靴はブギーが修理したものだ。

この男は、路地裏でひっそりと営んでいる靴屋の、ただ一人の従業員だった。いつだったか、店前でヒールを折ったマリアンナに会って、それから今日まで交流が続いている。

マリアンナはよく泣く女だった。初めて見た時もぐすぐすと鼻を鳴らして折れたヒールを抱えていた。


綺麗に直された靴を見た、マリアンナの少し赤い目元がキュッと細まる。ブギーには、マリアンナの顔がほころぶ度感じるいわれようもない特別な幸福感があった。

そして考える。

誰にも助けを乞わないこの女が、自分にだけ助けを求める。それは自分にとって、ずっと特別なことのように感じたのだ。







マリアンナは靴屋をでて、まだ朝日の上りきらない街を足早に歩いた。裏口から家に入り、使用人に会わないよう慎重に歩を進め部屋へ戻ると、ベッドへ勢いよく倒れ込んだ。枕に頭を預けて、横向きに脱力する。頭の中では、先程のブギーとの会話がリフレインしていた。


『バレないように気を付けろ』

『うん、分かったわありがとう』

『もしかしたら、最後の別れになるかもしれないしな』

『……』

『オイ、冗談だ。泣くな』


最後の別れになるかもしれないなんて。


「そんなの……イヤ」


マリアンナは小さく呟く。

けれど自分が父親に逆らうなんて、そんな恐ろしいこと……。

眉間に一筋、涙が流れて布団に顔を押し付けた。そしてゆっくりと起き上がる。メイドが起こしに来る前に、服を着替えなくてはいけない。



結婚が早まったことを知ったのはその日の晩のことだった。

今しがた、当主である父からそのことを告げられたマリアンナは、青白い顔で力無く廊下を歩いた。何も教えてはもらえなかったけれど、おそらく相手方が急いでいるのだろう。テレサ家との婚姻によって得られる恩恵は、多くの貴族が喉から手が出る程欲しているものだ。

マリアンナは全部が他人事のように感じた。

自分は結婚が早まった理由も、相手の顔も知らない。でも全て、マリアンナにとってはどうでもよかった。どうせ父から逃げることなんてできないのだから。

はやく眠ろう。こめかみがずきりと痛む、ずっと寒さに振るえているような気持ちだった。マリアンナはじわりと浮かんだ涙を振り切るように自室の扉を開けた。


「やぁ」


開け放たれたバルコニーから、聞こえた声は……。


「ブギー……!」


マリアンナは一瞬惚けたあと、バルコニーの手すりに腰掛けるブギーに走りよった。

マリアンナの反応が気に入ったのか、ブギーは口角を上げヒラリと手を振る。


「あなた、また忍び込んだのね」

「誰にもバレてない」

「それはそうでしょうけど」


咎めるような言葉だが、マリアンナの声には隠しきれない喜色が浮かんでいる。

マリアンナが外に出られない時、ブギーは度々こうして気まぐれに会いに来てくれた。いつも気付いた時にはバルコニーに居て、木をつたってするりと帰っていくのが間男のようでマリアンナは毎回笑ってしまうのだ。


ブギーは少しかけた月をじっとみている。彼の小ぶりで高い鼻が頬に影をおとしていて、それが彼の美貌を近寄り難いものにしていた。

彼の茶色い髪は、お気に入りのブーツのような……。深い土のような……。そのどれでもない何かの色にそっくりで、だけどそれが思い出せなくてマリアンナは彼の髪を見つめる。

ブギーは月を見上げたまま、右目にかかる髪を首だけではらって、口を開いた。


「来週になったらしいな」


後ろから刺されたような心地だった。

途端に身体が冷えていくような錯覚を覚える。


「……なぜ、知ってるの」

「君、本当に知らない男のモノになってしまうのか」


ブギーはマリアンナの問いに答えることなく言葉を投げる。平坦な口調だった。

なぜそんなイジワルなことをいうのか分からなくて、引っ込んだはずの涙がまたじわりと目尻にたまる。


「しかたない……じゃない。仕方ないのよわかってるでしょ」


マリアンナは俯いて、冷たい自分の指先を見て言った。ブギーの瞳がすうっと細まって、下を向くように目を伏せる。


「そうだな、」

「待っ、ダメ!」


そしてベランダの手すりに座っていたブギーは、グラりと後ろへ倒れた。マリアンナは固くなっていた手足を必死に動かして、手すりに駆け寄る。上から裏庭をのぞき込むと、ブギーはこちらに背を向けて歩いていた。怪我はしていないようだった。

背を向けたままブギーが言う。


「これで本当に最後の別れだ。じゃあな、マリアンナ嬢」


暗闇と薔薇園に紛れて見てなくなった彼の後ろ姿を、マリアンナは二日間繰り返し夢にみた。





「どうしたのですかマリアンナ様」

「!ハズモンド、様……」


回想が止まって、視界がクリアになる。

特徴的な香水の匂いに顔を上げると、そこにはマリアンナの夫になる男がこちらを見おろしていた。


「もうすぐ貴女もハズモンドになりますよ」


この後、両家の立ち会いの下婚姻届に署名すれば、マリアンナはその瞬間からこの男の妻になる。


「……」

「不屈そうですね」

「いえ、その様な事は……」

「マァ、共に過ごしていれば自ずと夫婦になりまよ。気持ちなぞ後からいくらでも付いてきますから」


男は無感動に言って、階下で踊る人々を見下ろした。


男の名前はライン•ハズモンド。

マリアンナより五つ歳上の貴族だった。

顔はわるくないけれどつまんで伸ばしたかのようなひょろながい身体をしていて、粉っぽい肌に、落窪んだ眼窩。普段身嗜みに気を使っていないのだろうか、型落ちの礼服に長い爪、そしてなんと言っても趣味の悪い香水の匂いが不快だった。


「それに正直ワタシはテレサ家との縁が繋がればどうでもいいんです」


ハズモンド家が代々収める領土では農業が盛んである。最近、彼等が有している山で栽培が困難と言われる貴重な薬草が多く取れるようになったらしい。それらは貴重な薬や美容品の材料になるため高値で取引され、実質彼らの独占市場となっていた。

お父様はそこに目を付けたのだろう。


「そうでしょうね」

「はい。貴女の境遇何ぞにも興味はありません……。境遇には、ですが」


ハズモンドのじっとりとした視線に、マリアンナは身体中の血が凍っていく思いだった。

自分はこんな男と一緒になるのか。


『君、本当に知らない男のモノになってしまうのか』


ブギーの声が蘇る。


わたくしが、この男のモノに……?


目の前がカッと熱くなって、耳元で自分の鼓動が聞こえる。

逸る気持ちを抑えマリアンナは静かに腰を屈めた。


「失礼」


そうしてマリアンナは履いていたヒールを脱いで……勢いよく床に叩きつけた。固いものが割れる音がする。

ハズモンドがギョッとして目を見張るのが何だか間抜けで、マリアンナは僅かに笑い声をもらした。


「来ないで」

「なッ、」

「そこから一歩でも動かれたらわたくし、これで喉を掻き切ります」


そう言い放ったマリアンナの首には、自らの手で割れたヒールが突きつけられていた。

先日直して貰ったばかりの靴。踵の細工も粉々になってしまったけれど、でもきっと、ブギーなら綺麗に直してくれるんだろう。

そう、ブギー。

マリアンナは結婚することより、好きになれそうもない婚約者より、何も言わない父親より、何よりも、ブギーに怒っていたのだ。


あんな……あんなイジワルなこと言わなくたっていいじゃない!あれでサヨナラなんて信じられない!だったら助けに来なさいよブギーの馬鹿!意気地無し!


ブギーの最後の背中がチラついて、それが余計に怒りを増長させた。


「なにを……」

「見たままですわ」

「正気ですか!」

「えぇ、さっき戻ったばかりなの」


突発的な怒りは、マリアンナの一歩をいとも簡単に踏み出させたのだ。

ハズモンドが一歩、後退りをする。

周囲も異変に気がついた用で悲鳴とざわめきが広がってゆく。

マリアンナはバルコニーに向かって、ゆっくりと後ろ向きに歩いた。


ブギーの所に行かなくては。

彼に会って、思いっきり声をあげて怒ってやるのだ。彼の頬をつねるのもいいかもしれない。そうしてごめんなさいを聞いて仲直りをして……。

仲直りをして、その後は?


ふと、ざわめきが止まる。


マリアンナの中にあった高揚感と全能感とが、泡のように溶けて、消える。

ハズモンドの背後にある階段から上がってきた男……。


「お父様……」

「これはどういう事だ」


ドストロ・テレサは静かに、しかし厳格な声で怒りを顕にした。

鋭い視線と目が合うと、途端に体がうごかなくなる。泥の上に立っているような気分だった。足がすくんで、うすい瞼が僅かに痙攣する。

無意識に引いた腰がバルコニーの手摺にぶつかった。


「──戻れ、マリアンナ」

「ッ、わたしくは……」

「これが最後だ。戻れ」


耳の奥で、金属がぶつかる様な甲高い音が聞こえてくる。いつもそうだった。これが聞こえると、マリアンナは、なにもできなくなってしまうのだ。

ガチャガチャと私兵の近付いてくる音がする。

もう、逃げる術はなかった。


「それでいい」


ドストロが、一歩こちらに近付く。

マリアンナは静かに腕を下ろし……持っていたヒールを硝子窓に投げつけた。破片が飛び散って、また悲鳴が上がる。


ドストロが視線を戻した時には、マリアンナは手すりの上に立っていた。ドストロの目に逆光でかげるマリアンナの表情は見えず、ただ一粒落ちた涙の煌めきだけが反射した。

そして、ぐらりと傾いたマリアンナの身体はそのまま後ろに落ちて……。




マリアンナの目に最後に映ったのは、一度も見た事のない焦ったドストロの顔だった。


あぁ、良かった。

わたくしは最後の最後で、ようやく一歩を踏み切ることが出来たのだわ。最初で最後の一歩になってしまったけれど。

ただ一つの心残りはブギーの事だけ。仲直りもできなかった。ブギーの馬鹿。

……今すぐに駆けつけて、微笑んでくれればいいのに。

貴方のほほえみに、救われたかった。


「たすけてほしかったなぁ」


ブギー。


そうしてマリアンナの頭は、重力のままに冷たく固い石の階段に打ち付けられる。

月色の髪と繊細な模様のブルードレスが血で黒く染まり、綺麗な、清い身体のまま、マリアンナは静かに事切れた。

筈だった。


身体を温かな空気で包まれる。そして感じたのは体温。マリアンナは階段に叩きつけられる前に、音もなく受け止められたのだ。

浮遊する、ブギーの手によって。



「───言うのが遅い」



マリアンナの瞳が見開かれるのを見て、ブギーは彼女を腕に抱いたまま上昇し、ドストロ達見下ろした。そして、彼を視界に捉えた人間の顔が引き攣って歪むのをみて、ブギーは鼻で笑った。


「君のおかげで気付かれちまったなぁマリア」

「ぶぎー……?」


マリアンナはブギーの背中にある、黒く大きな羽をちらりと見て言った。


「あなた、悪魔だったの」

「……まぁ、そんな感じだ」


子供が昨日みた夢を思い出す時のような、ふわふわとした口調だった。

ブギーはマリアンナの顔を覗き込む。焦点の合わない目をぱちぱちと瞬かせる姿は幼く、先程までの気丈な彼女とは全く違う雰囲気だった。

ブギーは、きっと混乱しているのだろうと思った。が、ここでマリアンナはひとつ、大切な事を思い出していたのだ。


カスタード・プティングだ。


ブギーの髪は、カスタード・プディングのカラメルのようなブラウンの髪だったのだ!

まあるい月色を背負うブギーなんて、カスタード・プディングそのものだ。

くふくふと笑い出すマリアンナに、ブギーが怪訝な顔をした。


「おい、もしかしてギリギリ頭打ってて可笑しくなったのか」

「ふ、違うの。ブギーは、ブギーがカスタード・プディングなの」

「勘弁してくれ……」


ブギーは片手で額を抑えた。その間にも、下では恐怖が波のように伝わり、ヒステリックな悲鳴と怒鳴り声が絶えず聞こえる。


「誰か聖職者を!」

「神父は!神父は何処だ?」

「なにしてるのよ貴方騎士でしょ?」

「わ、私は悪魔祓いなど出来ませんッ!」


婚約者は逃げたのだろう。バルコニーにはドストロ一人のみが固く拳を握りしめ、宙にいるブギーを睨んでいる。

ブギーは上空へと飛んだ。怯んだ私兵が弓を構える頃には、空は雲に覆われ、辺りは暗いばかりだった。





「ブギー……貴方、そんな素敵なお洋服持ってたのね」


ブギーの毛先が、月明かりを受けて金糸のように輝いている。

しばらく上空を飛んでいたブギーに、マリアンナは心底驚いた様子でいった。


「やっと落ち着いたと思ったらそれか……」

「だって貴方、服なんて殆ど持ってなかったし、いつもくたびれた黒い服にエプロンだったじゃない……」

「それよりも驚くことがあるだろ」


マリアンナはハッとした顔で、ブギーの背で音を立てる大きな、黒い羽を見た。


「……!はじめて空を飛んだわ…!」

「……よかったな」


ブギーは諦めて、ぐるりと大きく旋回し徐々に降下する。


この世界で大きな黒い羽を持てるのは、蝶とカラスとドラゴン、そして悪魔だけだ。

マリアンナは再び彼の背を見た。魔力のない自分が、飛んでいるのだ。ばさりと音をたて羽ばたく羽は、やっぱり偽物なんかじゃなくて…。


「本当に、悪魔なのね」

「あぁ」


二人はゆっくりと地上に降り立った。狭い路地裏、ブギーの店の裏はひっそりと静まり返っていて冷たい。二人は黙って裏口から部屋へ入った。

相変わらず埃っぽい部屋だけれど、マリアンナはこの部屋が好きだった。ブギーのいるこの部屋が大好きだった。

ボウっと小さな暖炉に火がついて、オレンジの光がブギーの肌を照らすのを見つめていたが、ブギーはこちらを見ず軽い調子で問いかけた。


「やめるか?」

「え?」

「今ならまだ、君を返して……そうだな、記憶を変えてやってもいい」

 

作業台に腰掛け、人差し指でこめかみを叩いて言うブギーの表情はどんな役者よりもハンサムだったけれど、ほんの少しだけ、目に見えたちいさな自嘲があって……マリアンナはそれに、ぎゅっと肺を掴まれた様な気持ちになる。


「……ねぇブギー。どうして、たすけにきてくれたの」

「……俺の名前を呼んで、願っただろう。」


悪魔に助けを乞うなんて、とブギーは鼻で笑う。

悪魔の名を呼び、願いが叶えられたなら、それは悪魔との契約が交わされたということ。対価は願いや悪魔によって異なるが、魂を取られてしまう人も少なくない。だから聖教会は悪魔の名を呼ばぬよう何度も伝えるし、人々は悪魔を心から恐れるのだ。

けれど。


「契約だからなの」

「どう思う?」

「……わからないわ」


ブギーは目を細めて言った。


「分からないほど子供じゃないだろ、君は」


マリアンナは、逆光で暗くなったブギーを見てひどく後悔した。あやしく光を放つグリーンの瞳の色を、しばらく夢に見るような気がして。

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