第2話 拐われた先は、、、

数時間前、俺はコンビニ前にいたのだが突然現れた蜘蛛に乗っていた女性により拐われてしまう。移動している間俺は眠ってしまっていたがそうだとして朝に目が覚めたら目の前に城があると思うはずがない!


蜘蛛に乗っていた女性は蜘蛛山 琴夏(くもやま ことな)というらしい。

らしいというのも起きて目の前にあった城の主はその拐ってきた蜘蛛山さんだと言うのだ

城の使用人たちは俺は見るなり帰ってきたのですね、と感激していて俺は何がなんだかわからなかった

そんな時に俺に蜘蛛山さんの名前を教えてくれた人がいた

「私はここのメイド長をしております、春宮と申します。何なりとお申し付けください梨山様」と丁寧な言葉遣いと優しそうな表情に安心して聞いてみた

「ここに俺を連れてきた蜘蛛山さんってどんな人なんですか?」

「蜘蛛山様は優しいお方ですよ。梨山様は何も覚えていらっしゃらないのですね」

優しいということが聞けて安心はできたが俺が何も覚えていないという発言と名前を知られていることでまた不安になる。

そのことを察したのか春宮さんは覚えていないことは時期に思い出しますよ、と俺に喋りかけてくれる、そのおかげで冷静になってきた。

俺はコンビニ前にいてあいつにキスをされお姫様抱っこをされてしまったことまでは覚えているがその後に徹夜明けというのもあって寝てしまったようだ。

春宮さんに蜘蛛山さんの居場所を聞くと「今はお仕事中なので行かない方がいいかと。とりあえず今使える部屋を紹介いたします」と言われたのでついていくと1階には応接室など客をもてなす部屋と風呂やトイレといった生活に必要な部屋が揃っていて、2階に上がると城の使用人たちが泊まるための部屋が並んでいた。あとは行かない方がいいと言われた蜘蛛山さんの部屋と奥に開かずの間と言われている、かつての城の主をしていた男の部屋だという。

俺は城の案内で歩き回ったことにより疲れてしまいとりあえず案内された一室に眠りに行く

せめて明日は蜘蛛山さんについて知れればいいけどな、などと考えながら寝落ちる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

不幸な俺が平和に暮らすには ぬあ丸 @nuamaru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ