いっすんさきはやみ

7話 出発

「んぅ、、」


私は暗闇で目が覚めた、前みたいな日差しはない


悪寒が体を蝕み、恐怖が私を襲った


そして目をこらすと何人かの人たちがいた、


「おかあ、さん?」


紛れもなくお母さんや、村の人たちだ


「みんな!無事だったn」


「来るな!忌み物!」


え?


わたしがみんなに近づこうとした瞬間村の一人が私に叫んだ


「お前!何をしでかしたのかわかっているのか!?」

「バケモノが!この村にあんたの居場所はないよ!」

「まだのこのこと村に残るつもりか?でていけ!」


「え?、え?、」


みんなはわたしにありったけの悪口を放ってきた


「の、ノワールおじさん、」


「君の怪我さえ治そうとしなければ私は死ななかっただろうね、実に残念だ」


あ、あぁ


「クレア、、ノア、!」


「あんたみたいなのと友達になるんじゃなかったよ!化け物!忌み子!」

「うっ、、消えて、!」


いやっ、、いやっ、、、!


「お、おかあさん!」


「...」



「あんたなんか育てなきゃよかった」


い、やだ、!いやだ、!みんな!行かないで!

ごめんなさい、ごめんなさい!いい子にするから!だから、


はなれないで!


「おい!お前大丈夫か!」


「あぁっ?」


私は前みたいな日差しに目が眩んだ


「ゆ、ゆめ?」


「お前大丈夫か!?ずっとうなされてたぞ」


あ、ああ夢だったんだ、よかった、


、、、ほんとによかったの?


「そうだ、!お母さんは!?」


「うっ、、、エレンは、、」


一瞬ネオさんの息が詰まる、


「エレンは、、遠くへ行ってしまった」


「え?」


「長い旅にでるらしい、その間私がお前の世話を頼まれた、」


「生きてるの!?お母さんは生きてるの!?」


「あ、ああ生きてるぞ!」


私は少なからずとも喜んだ、お母さんにいつか会える時を切に願うばかりだ


「...さて!そろそろ行くとするか!」


「どこへ?」


「このまま野宿もあれだろ?だから私の家に行くんだよ!」


え?いいの?


その言葉は出ず、私はぽかーんと口が開いた


「いや、そんな驚くことでもないだろ、早く口閉じて準備するぞ」


「う、うん!」


私とネオさんは互いに荷物を整理し、元々いた森を抜けようとした


「あっ、いたたっ、」


「ネオさん!?」


「大丈夫、気にすんな少し足首を挫いただけだ」


「そ、そう、」


本当に大丈夫なのか心配だったので、比較的ゆっくり歩いて私たちは森を抜けた


「わぁ、、、!」


森を抜けるとそこはひまわりがたくさん咲いていた


こんなにたくさんのひまわりを見たのは初めてのことだった


「ネオさん!凄いね!ここ!」


「ああ、たくさん咲いているな」


、、、


ひまわり畑の中ではしゃいでいる少女を見ながら彼女は


「、、強くなってくれ、マオ、、」


とこぼした


のちにそれが、呪いとなることも知らずに



新章 いっすんさきはやみ


予告 8話 友人

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バッドエンドワールド @Neo-Ren

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