第4章

第4話

そして、腕時計の針が予定時刻を指した。


「ドンッ!!」


身体の芯まで響く、打ち上がる音…。


その場に居るからこそ、体感出来る物だろう。


その数秒後には、色鮮やかな花火が夏の夜空を彩った…。


まるで流れ星…。


その煌びやかさに息を呑んだ。


私達が見る世界に、小さな宇宙が広がっているようだった…。


「観にきて良かったね…!!」


皆が笑顔で、そう言い合った。


そして何よりも、家族皆で観に行けた事が嬉しかった。


「また、来年も観に行こうね!!」


「うん…!!」


この夏、最高の思い出が私の心に刻まれた…。



ー終ー

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夏の思い出〜スターマイン〜 如月 春音 @Kisaragi-Harune

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