第3章

第3話

車を公園の駐車場に停め、打ち上げ開始時間より1時間も早く着いた。


待ち時間も何だか、気分が落ち着く。


私達は、席取りの為に地面へ腰を下ろした。


時間が進むにつれて、人々が増え、賑やかになる。


「段々、人が増えて来たね!!」


何だか今度は、ソワソワしてきた…。


数分空いては、また腕時計に目が行ってしまう。


『今日は、どんな花火が夜空を彩るのだろう…?』


夜空を見ながら、そんな期待が高まった。

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