第2話

「こんちには、マスター」

カードから声が聞こえてくる、ということは・・・・・

カードがしゃべってる!?

そんなデュエルマ〇ターズの漫画見たいなこと現実ではありえないだろ、とりあえずしーばにもこの声は聞こえてるのか?

「なぁしーば、今カードから声がしなかったか」

「カードから声がするなんて漫画じゃないんだし、するわけないだろ」

そりゃそうだな、カードから声がするなんてありえないし、気のせいか。

俺はそう思いカードの効果を確認してみるとちょうど俺のデッキに足りなかった効果が書いてある、これだ!俺のデッキに足りなかった最後のピースは。これならやっと優勝できるという自信がある、バトルには運の要素もあるっちゃあるけど実力が優勝に足りてなかったわけじゃなかった。

とりあえずしーばーと対戦して、このカードの強さ試してみるか。

対戦しようぜという誘いにしーばは乗ってきたがそうだ、と何かを思いついた声をだしてニヤリと笑いこう言ってきた。

「じゃあ負けたほうが激辛カレーを食うってルールな」

「いいぜ、でも負けるのはそっちのほうだからな」

こうしてデュエルが始まった。

彼らがやっているカードゲームクロスワールドの基本的なルールはマナを支払うことでカードを使うことができ、自分のクリーチャーで攻撃して10ある相手のライフを0にしたほうが勝ちといういたってシンプルなものだ。しかし特徴的なシステムが1つある、それは相棒バディシステムというもので普段はバディゾーンにいるがマナを支払うことで、召喚やスキルを使うことができる。

「俺のターン、運命ラッキーチャンス ダイスを召喚してターンエンドだ」

「じゃあこっちは奇怪な機械ストレンジメンス・メカを召喚だ、効果で俺がダメージを受けた時破壊することで相手に1ダメージを与えることができる。ターンエンドで」

しーばが使うのはギャンブルモチーフの種族デッキで運によっては無敵といっても過言ではない強さを発揮する、それに対して俺のメカデッキは受けたダメージでカウンターをするタイプのデッキだから相手が強いほどこっちも強くなるから俺の方が相性的には有利そうだ。ならカウンターできるクリーチャーを出しておくか、「俺のターン、もう一体奇怪な機械ストレンジメンス・メカを召喚、そして前のターンだした奇怪な機械ストレンジメンス・メカで攻撃だ」

しーば LIFE10→9

よし、このままコツコツダメージを与えたらカウンターダメージで勝てる!勝利の風が順調に自分に吹いている。しかし攻撃された相手は食らったダメージの分だけ手札も増えるから逆転もしやすい。しーばが加わったカードを見るとよしっ!とガッツポーズしこういった。

「来たぜ、俺の切札」

「おっ、今の来たぜ俺






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クロスワールド 自遊自適 @hiropoteko

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