傷を抱えた少年が、失ったものへの復讐心と、ふいに差し出された温かな手との間で揺れ動きながら、少しずつ未来に歩み出していく物語。
冒頭では心を閉ざした主人公・リンの孤独な姿が胸に迫ります。しかし、アゲハとの出会いが彼の世界に色彩を取り戻し始めます。彼女の真っすぐな優しさと痛みの共有が、リンの心を静かにほぐしていく過程はとても丁寧で、読んでいて何度も温かな気持ちになりました。
さらに仲間が増えていく中で、「自分だけが堕ちればいい」と思っていたリンが「守りたい」「誰かと歩きたい」と思い始める心の変化が、とても自然に描かれています。
一方で裏では巨大な敵・WORMSが動き始め、静かな緊張感と今後への不穏な気配が漂っており、続きがとても気になります。
傷だらけの少年と、彼を支えたいと願う仲間たちの物語。きっとこの先も、たくさんの涙と希望が詰まっているはず。これからの展開を心から楽しみにしています。