だれでも簡単にアイデアが湧いて出てくるようになるたった1つの方法

藤原くう

第1話

小説を書く際に誰しもが苦労するのが、アイデア出しだと思います。


長く苦しい便秘のように、なかなか出てこないアイデア……トイレにこもる『考える人』のように、パソコンの前でウンウン唸ってしまっているそこのアナタ。


もう安心してください。


わたしのやっている方法をすれば、するっとまるっとアイデアが出てくるかもしれません。


さて、そろそろ文字数かせぎは止めて、本題に入りたいと思います。


簡単にアイデアを出せるようになる方法とは――。




たくさん入れて、たくさん出す。




です!!!


ちょ、ちょっと待ってください。ブラウザを閉じようとしないでっ。ホームボタン(ギリギリ伝わるか……?)を押そうともしないで。


もちろん、便秘解消法を教えたいわけではありません。ご安心ください。


わたしが教えるのは、実際にやっているアイデアの出し方です。


といっても、


インプットをたくさんして、アウトプットもたくさんする。


ただそれだけ。簡単でしょ。


こんなんでアイデアが出るようになるのかって不安にあるかもしれませんが、出るんだからしょうがない。


もっとくわしく説明します。






みなさんはインプットと聞いてなにを思い浮かべますか。


読書、勉強、映画・絵画・劇の鑑賞……などでしょうか。


それも確かにあります。


でも、それだけじゃありません。


ありとあらゆるものがインプットになりえるんですよ。


例えば、旅行だったり、友達との何気ない会話だったり、あるいはささいなケガだってネタにしようとすればできるでしょう。


インプットは入力を意味します。


入力だったらなんだっていいわけです。


大切なのは、コレは! と思ったものに意識を向けること。コレっていうのは、モノやコトの場合もあれば、感情である場合もあります。


とにかく、どんなささいなことでも逃さないようにしてください。


そうして日常を過ごしていますと、案外ネタは転がっていることに気づかされます。


別に、スカイダイビングとか借金地獄とか、そんなオンリーワンな体験は必要ありません(あるといいとは思いますけどね)。


また、ヒトを殴殺できそうなほど分厚い本を読む必要もありません。


だって、ありとあらゆる場所にインプットできるものは潜んでいるのですから。






ではそうしてインプットしたものをどうやって出すのか。ここに四苦八苦されている方が多いと思います。


でもですね、こう言っては何ですけど、あなたは十分アイデアを出せていますよ。




ただ、それがアイデアだと認めていないだけです。




こういう経験はないでしょうか。


アイデアを出しているときに、ふっと神様がアイデアを授けてくれた。でも、よくよく考えてみるとなんかしょーもないしくだらないな……。


そして、せっかく降ってきたアイデアをゴミ箱へシュート! なんてこと。


これ、よくありません。理性が何といおうと、どんなにクソつまらなそうなアイデアであっても、出てきた瞬間メモってください。


とにかく出てきたらメモです。どんな何気ないアイデアでも、小さなアイデアでも。


そうしていると、アイデアを否定する癖がなくなります。びっくりするほどアイデアが出てくるようになりますよ。


でも、クソつまんないアイデアでもいいの? って思われるかもしれません。


もちろんいいか悪いかで言ったらダメです。


ただそれは小説を書く際に考えればよいことなんです。


アイデアを出すってときには、そのような心配はいりません。


だから安心して、つまらないアイデアでも出していきましょう。




我慢すると詰まってしまうのは、おなかもアイデアも同じですからね。




……なんか恥ずかしくなってきたので今日はここまでにしておきます。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

だれでも簡単にアイデアが湧いて出てくるようになるたった1つの方法 藤原くう @erevestakiba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ