仕掛け絵本。 幻燈や風鈴と同じようなファンタジーアイテム。 一種の工芸品或いは出版製本機械製品なので、相当に高度な文明の産物であるのだけど、ファンタジーとしての魔法より身近に感じられるのが、不思議。 そういう物語の幻想を当然に飲み込んだ上で、なお影が深い。 ホラーでないのが、人の業。 古びた絵本ってヒトの匂いがするよね。