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概要
結婚したら変わるのだと思っていた。 ケーニヒは家族を大切にしている、だから新しい家族となるであろう自分とも、柔らかな関係を築けるだろう、と。 ディアナはケーニヒのことがとても好きだ。 初めて出会った6歳の頃からずっと。 彼の夜を染め上げた黒髪も、新緑色の瞳も、ケーニヒを象る全てのものに夢中になった。 許嫁だと、婚約者だと知らされた時の喜びを彼は知らないだろう。自分といる時の彼はいつもどこかつまらなさそうにしていた。それでも目が合うと微笑みかけてくれるから、同じ熱量ではなくとも時分を思ってくれるのだと。 ーーそれは大きな間違いだったのだが。
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婚家に蔑ろにされている主人公が幸せになるお話です。
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婚家に蔑ろにされている主人公が幸せになるお話です。
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