第17話デート1
それから風呂に入り、邪馬台国はその後、大和政権になったのか支配されたのか分からないが、卑弥呼さんと曽良さんには元気でやっていてほしいなと思いながら、俺は眠りについた。
朝日の陽光で起きた。
「うーん久しぶりにぐっすりと寝れたな。一週間ほぼ床で寝てたからな。ベットだと気持ちよく寝れ過ぎて、めちゃくちゃ寝れたな」
今日は出掛けることになっているので、顔を洗った後にフレンチトーストを作り、それを食べて、私服に着替えた。もちろん鼎がチョイスした服である。俺はおしゃれには無縁だからな。こいうのは鼎に任せている。鼎はかなりおしゃれだからな。
俺はワックスを軽くつけて、歯磨きをした後まだ時間が少しあったので、ゲームをやっていた。ユニゾンエアーである。アイドルのゲームとしてはかなりの完成度なのだ。ライブ映像が流れるのが特にいい。他のリズムゲームだとアニメでも一部の曲しか流れたりしないからな。
しばらくやっていると、出る時間になったので、家をでた。隣なので、すぐに着き、インターフォンを押す。はーいという声がした後、少し待っていてねと言っていたので、櫻坂の曲を聞きながら、待つことにした。やっぱり秋元さんは天才だな。来んだけいろんな歌詞をどんどん発表すんだから、それにどれも質が高い。
そして少し待っていると、水澄が出てきた。
「お待たせー。それじゃ行こっか」
「そうだな、それでどこ行く?」
「まずは柏の高島屋からね。あそこ結構ブランドものが多いぽいからね。ショッピングモールでそいうのって珍しいしから」
長崎はハイブランド自体少なかったがな。東京じゃそこら辺にあるが、ショッピングモールじゃ少ないんだろうな。まぁブランド自体興味がないし、そんなの買えるほど余裕なかったしな。
「そうなんだな、とりあえず高島屋に行くか。柏は色々あると聞くしな。なにか買いたいものも見つかるかもしれない。ラーメンも美味しいらしいし」
ラーメンが一番の楽しみでもある。元々ラーメン屋に行く予定だったからな。松戸の富田に行く予定だったが、柏も色々あるってことを調べたから、柏に行くこともいいだろう。
「ラーメンね、東京にはいっぱいあったけど、あまり行く機会がなかったから、行くのもいいかもね」
俺達は馬橋駅まで歩いて向かった。やはりというか視線を集める。主に水澄が美少女過ぎてだが。なんであんなのが隣にという視線を俺は受けるが、まぁ鼎と一緒にいるとよくあることなので、そこまできにすることじゃない。ナンパしてきたら、撃退するが。
やがて馬橋駅に着くと、さらに視線は増える。まぁサラリーマンで、学生時代に美少女を遠巻きにしか見れなかったやつがこっちをかなり見てくる。俺も鼎がいなきゃそっち側で、羨みながら、見ていたんだろうな。鼎のおかげで美少女といてもそこまで緊張することはなかった。俺達は電車に乗った。
「やっぱり都内と違って、電車が混んでなくていいねー」
俺は長崎にいたから、電車が混むということが、どいうことなのか分からんが。アニメの話としか思えないしな。田舎はまず電車が混むといったことはない。観光地は別だが。都内は常に混んでいそうだ。サラリーマンが集まるからな。
「まぁ千葉でも松戸と柏は混んでいる方らしいがな」
この二つの市は東京に近いからだろうな。東京で働いているサラリーマンが家賃が安いから、住んでいるケースが多いからだろう。都内にそんなに離れていないのに、家賃が安く治安もいい場所は千葉の松戸と柏くらいなものだからな。まぁ長崎ほど治安がいいわけじゃないが。それは観光地以外田舎だから、変なのは来ないからだろう。
「そうなんだ。東京に近いからだろうね」
そんなことを話していると、あっという間に柏に着いた。田舎に住んでいた俺からすると驚きの近さである。もう四駅過ぎてるからな。これが俺の住んでいた地域なら、まだ一駅も過ぎていない。さすが都心と言える。
俺達は電車を降りると、高島屋に向かった。俺は駅の近くのビルを見た瞬間、感嘆の声をあげた。これが首都圏か。
「まるで別世界だ。これが都内ならもっとすごいんだろうな。都内に憧れる気持ちも分かる」
都内はもっと輝らびやかな世界なんだろう。まぁ人も多いらしいから、進んで行きたいとは思わないが。それと可愛い人も多そうだ。田舎は可愛い人がいたら、すぐに評判になって地域で有名になるが、都内だと人が多すぎるのと、可愛い人が多すぎて、そこまで目立たなそうだ。鼎とか地域ではかなり有名になっているからな。それに比べて、水澄はアイドル並みに可愛いが、恐らくそこまで有名って訳じゃなかっただろう。学校では有名だっただろうが。
「都内は色々とめんどくさいけどね。ナンパとか、よく分からない事務所のスカウトとか、後人多いから、歩きにくいし。私は千葉県ぐらい人口と風景の方が好きだね」
都内には都内に住んでいる人しか分からない苦労もあるのだろうな。田舎の人は都内の一等地に憧れを持ってたりするが。渋谷とかめちゃくちゃ持っている人多かったし。俺は秋葉の方が憧れていたが。色んなアニメの舞台になっていたからな。
「そうか、それじゃ高島屋に入るか」
俺達は高島屋に入った。すると色んなブランドの店が目に入る。どれも高そうだ。俺には縁のない場所だな。水澄はどんどん進んでいく。こいうったのには都内出身だから慣れているのだろう。俺は色んなブランドを見てキョロキョロしてしまう。
中学を国からの要請を受け転校したら、異世界に飛ばされた 作家目指すもの @Ronisei
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