第3話 キャラ設定③
プレイヤーネーム:カナタ
本名:
所属ユニオン:栄光
個人ランク:A
機体名:ヘレボルス・ニゲル
フレーム:ジェネシス
白を基調とした騎士風の機体。
やや細身で軽量の為、機動性は高いが、装甲は薄く耐弾性能はやや低い。
強化された事でアーマーをパージし、ジェネレーターのリミッターを外す事で短時間ではあるが、機体性能を爆発的に向上させる事が可能となった。
装備
レンテンローズⅡ
ヘレボルス・ニゲルの主兵装。
巨大な実体剣だがエネルギーブレードの発振装置でもあるので見た目以上に間合いが広い。
全開で振るわれる光の刃は巨大エネミーですら一撃で屠る。
Ⅱになった事で分離と柄での連結が可能になったので組み替える事で非常に多彩な攻撃を繰り出せるようになった。
状況に応じて汎用品のエネルギーブレード等を持ち込むが使用頻度は低い。
・高校生
容姿端麗で運動、勉学に秀でており、コミュニケーション能力も高く、他人を率いる才もある。
基本的に何をやらせても平均以上にこなせる才女でどこへ行っても一定の地位を自然と築ける事もあって、大抵の人は好印象を与える人気者。 ――なのだが、そのカリスマは幼馴染には適用されない。
ユウヤとは家が隣の幼馴染で彼の両親からも息子を頼むと言われており、歳は同じだが彼女は姉として彼をどこに出しても問題のない人間に育てようと様々な事に口や手を出したのだが、何一つ上手く行かずに関係を拗らせるだけに留まっている。 彼女は人に物を教える事に秀でていると周囲からは思われているが、実際は他人のやる気を測る術に長けていた。
要はやる気のない者に対しては早々に見切りをつけるので最終的に結果を出す者が残る形となっているのだ。 そのルールが適用されないユウヤはやりたくもない事を強要され常に最低のモチベーションで彼女に接する事になる。 その認識の齟齬を理解できない彼女はこれまでに上手く行っていた方法でユウヤを矯正しようと様々な事をしていたのだが、効果は一切出ていない。
悩んだ彼女はユウヤを理解する為にユウヤの趣味を理解しようと始めたのがこのICpwだった。
彼女にとっての誤算は想像以上にこのゲームが面白かった事だろう。
持ち前の才覚を活かし、瞬く間にランカーの座まで駆け上がり『栄光』というサーバー内上位ユニオンのトップにまで上り詰めた。
何もかもが上手く行ってはいるが、何故かユウヤとの関係改善だけは上手く行かない。
それ故の苛立ちが存在し、無自覚ではあるが自分ができないユウヤとの共闘関係を先に築いたヨシナリには強い嫉妬心と対抗心を抱いている。 その為、彼に対する当たりは強い。
プレイヤーネーム:ツガル
本名:
所属ユニオン:栄光
個人ランク:B
機体名:ボーディングパイク
フレーム:ノーマルキマイラ
カラーリングはシンプルなグレー。
状況に応じて様々なオプションパーツを組み替えるので見た目は割と変わる。
装備
基本的に変形時に干渉しない装備であるなら一通り手を出しているので大抵の装備は器用に扱う。
使用頻度が高いのはエネルギーライフル、エネルギーガン、実弾なら短機関銃や拳銃等。
変形時は内蔵型の機銃かレーザーとあれこれと使う事もあって基本的に汎用品。
・大学生
髪を染め、流行りのアクセサリーで身を固めている事もあって軽そうな印象を受けるが、他人に対して面倒見の良い所もあって交友関係は広い。 反面、その軽い雰囲気が苦手という者も多いので、好き嫌いが分かれるタイプ。 フカヤやイワモトは前者でセンドウが後者。 カナタは後者寄りの前者。
軟派な性格に見えるが、実は彼女が居るので他の女には手を出したりはしない。
ICwpは割と早い段階で始めており、古参の部類に入っている。 Bランクまで上がっている点からもかなりやり込んでいるのだが、その所為で彼女との関係に微妙に亀裂が入っていたりする。
今は表面化していないが近い将来「私とゲームどっちが大事なの?」と聞かれるだろう。
ちなみに彼女へのプレゼント代やデート費用はランク戦で得たPを売却した金銭で賄っているのだが、その事実を彼女は知らない。
ヨシナリに対しては最初は印象に残らなかった事もあって無関心だったが、ユニオン対抗戦で負けてから絡むようになった。 徐々に彼のプレイに対する姿勢を気に入ってあれこれと世話を焼いたりもした。 結果的にヨシナリは想像を遥かに超える速度で成長したので、やり過ぎたかと思ってもいるが驚くほどに強くなった彼を見て心の中で「こいつは俺が育てた」と密かに思っている。 その為、偶にだがヨシナリに対して師匠面をする。
プレイヤーネーム:フカヤ
本名:
所属ユニオン:栄光
個人ランク:D
機体名:ザンバーハ
フレーム:ソルジャーⅡ
視認性を落とす為の迷彩カラー。
レーダーに引っかかり辛い布を被っていたが、最近は新しく着るタイプの外套を羽織っている。
装備
多目的大型クロスボウ『マンドラニア・クロスボウ』
名称通りの大型のクロスボウだが、折り畳みが可能なので見た目ほど嵩張らない。
欠点としては射程が短い事と連射が利かない事なのである程度接近しないと威力を発揮しない。
射程に関しては鏃によっては多少は長くなるが、大半が短射程なので標的に忍び寄る必要がある。
拳銃
隠密性を維持する為に抑制器を装着した汎用品。
クロスボウを喪失した時の予備。
ダガー
汎用品。 装甲の継ぎ目を狙うと割と斬れる。
滅多に使わない。 ほぼお守り。
・中学生
気弱で自己肯定感の低い少年。
ユウヤと性格の傾向が似てはいるが、こちらはそこまで鬱屈した物は抱えていないので話が合えば割と付き合い易い。 ツガルには何かと世話になっている事もあってよく懐いており、彼に付いていく形で『栄光』に入った。 戦闘スタイルはステルスに特化している分、個人戦で戦うにはやや不向き。
低ランク帯だと問題はないのだが、それ以上になるとセンサー系の性能向上に伴い彼の戦い方が通用しなくなってきていた。 彼の個人ランクが低い理由でもある。
ヨシナリに対しては低ランクと侮っておらず、寧ろその成長を間近で見て尊敬すらしている。
その為、『栄光』の中ではツガルの次に当たりが柔らかく、最初の侵攻戦時に指示に従う事に抵抗がなかった。
プレイヤーネーム:センドウ
本名:
所属ユニオン:栄光
個人ランク:B
機体名:スロウイングライン
フレーム:キマイラパンテラ
カラーリングは薄い桃色。 キマイラの派生フレーム。
変形後のネコ科を思わせる四つ足歩行の形態が特徴で静音性と走破性に優れる。
装備
大口径狙撃銃。 基本的に汎用品。
彼女は撃つからには一撃で仕留める事を意識しているので当たったら致命傷になるような武器を好んで使う。 裏を返せば条件を満たせば何でもいいので、武器自体には愛着がなく、狙撃銃とセンサー系の装備は片端から試して自分に合った物を選んでいる。
戦場に何挺か持ち込んであちこちに隠して、状況に応じて使い分ける。
拳銃
大口径のリボルバー。 反動がかなり強いので連射には向かない。
接近された場合に仕様。
ダガー
刃が赤熱して対象を溶断するタイプ。
嵩張らないので念の為に持っている。
・事務員
飾り気なし、愛想なし、色気なしと彼女のリアルを知る異性はそう評した。
基本的にあまり見た目に気を使わないのは見せる相手がいないからと割り切っているから。
統一国家アメイジアは国民の脳にチップを埋め込む事を義務化しており、ネットワーク技術が非常に発達している事もあってほとんどの業務が端末を介して行われる。 その為、通勤という概念がやや形骸化しており、彼女もその例に漏れず在宅勤務。 その為、会社の同僚と顔を合わせた回数は非常に少なく、上司に至っては顔を思い出すのが少し怪しくなってきた。
対人関係にやや問題こそ抱えてはいるが、能力自体は優秀で与えられた仕事は素早く片付ける。
最近は早くやればやるほどに余計な仕事を振られるので、片付けた後に適当に時間を置いて提出するといった力の抜き方を覚えた。 買い物は通販がメイン、外に出るのは体形を維持する為に近所のスポーツジムに通う時だけだった事もあって少し時間を持て余していた彼女が何の気なしに始めたのがICpwだった。 正直、つまらなかったら直ぐに止めるつもりだったが、思った以上に面白くいい出会いもあった事もあって今も続いている。
『栄光』に入ったのはカナタに誘われたから。 彼女とは波長が合い、妹のように感じている。
その為、カナタに対して邪険に振舞うユウヤの事は表には出さないが、かなり嫌っていた。
あまり感情の動きが活発ではないが、得意分野で上回られた事が屈辱だったようでユニオン対抗戦でヨシナリにやられた事を今でも忘れておらず機会があったら必ず一発喰らわせてやると心に決めている。
プレイヤーネーム:イワモト
本名:
所属ユニオン:栄光
個人ランク:E
機体名:パヴィース
フレーム:ソルジャーⅡ
装備
多目的重盾『カーテンウォール』
巨大なタワーシールド。
内部機構によりエネルギーシールドを展開する事でエネルギー、物理の両面で非常に高い防御能力を持っている。 欠点としては非常に嵩張る事と重量により、移動を著しく阻害する点。
お陰で大出力のブースターを搭載しても飛行する事が出来ないので、使うプレイヤーが少ない不人気武装。 大抵の攻撃は防いでくれる優秀な代物ではあるが、個人戦はあまり使い勝手が良くない。
散弾銃
汎用品。 マガジン式でセミオート、ポンプアクションの両方に対応しているので使い勝手は良い。
盾で身を隠しつつ銃撃するのが彼の戦闘スタイルで、予備のマガジンを盾の裏に張り付けている。
スタンロッド
汎用品。 電流の流れる特殊警棒。
近接スキルはあまり高くないので振り回して相手を怯ませる事で後退の時間を稼ぎ、散弾銃の間合いに持って行くのに使用する。
・サラリーマン
妻子持ちだが子供が独立した事で妻が友人と遊びに出かける頻度が多くなった事もあって時間を持て余した結果、このゲームに手を出したのだが、思った以上に『栄光』の居心地が良くて嵌まっている。
ツガルやセンドウと同じでカナタに誘われて入っており、年長者と言う事で何かと意見を求められる場面が多い。 本人としても息子や娘と疎遠になった事もあって若者に頼られるとちょっと嬉しく、長時間拘束されるイベントも本当はしんどいと思っているが頑張って参加している。
Intrusion Countermeasure:protective wall 資料置場 kawa.kei @kkawakei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。 Intrusion Countermeasure:protective wall 資料置場の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます