第28話
おまけエピソード
橋本と遠藤は、学校でのいじめや暴力問題に対する取り組みが評価され、文部科学省の新設された「教育問題解決部門」で働くことになった。この部署は、全国の教育機関における様々な問題に対して即戦力を求めるものであり、二人の経験がまさに求められていた。
初めての出勤日、二人は新しいオフィスに向かう道すがら、互いのこれまでの努力が報われたことに心を躍らせていた。「ここからもっと多くの学校を助けられるんだね」と橋本が言うと、遠藤は「私たちの経験を活かして、全国の生徒たちのために頑張ろう」と微笑んだ。
オフィスに着くと、彼らを待っていたのは、同じ志を持つ多くの仲間たちだった。彼らはさまざまな背景を持ち、教育現場での経験も豊富だ。ミーティングでは、全国でのいじめや暴力の実態を把握するためのデータ収集や、教育機関へのサポートプログラムの立案が話し合われた。
橋本は、いじめの対策についてのプレゼンを行い、その中で自らの経験を具体的なデータと共に示した。遠藤は、生徒たちの意識を変えるための教育プログラムのアイデアの経験を語り、その情熱に満ちた話は同僚たちを刺激した。
この新しい職場での挑戦は、彼らにとって大きな成長の場となった。さまざまな学校から寄せられる相談に対して、迅速に対応し、時には直接現場に赴いて問題を解決することもあった。彼らは自分たちの力が、多くの生徒たちの未来を変える手助けになっていると実感し、日々の仕事に喜びを感じていた。
ある日、遠藤は「私たちが頑張っているおかげで、少しずつでも変わっていくのを実感するね」と高橋に言った。橋本は頷きながら、「これからも一緒に歩んでいこう。私たちの力を信じて」と応じた。
こうして、橋本と遠藤は新たな舞台での活動を通じて、教育現場の改革に向けた大きな一歩を踏み出した。そして、彼らの取り組みが全国の学校に広がっていくことを願いながら、これからも前進を続けることを誓った。
終
わたしと文体 紙の妖精さん @paperfairy
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