「使い魔」兼「美人執事」が織りなす軽快なミステリータッチのライト文芸!

主人公のファルナミアンは、語り部の「猫」であり、リュライア様に仕える女執事でもあります。「猫」から「執事」への変身が物語のコミカルさでもあり、ミステリー要素でもあります。
ストーリー展開は、リュライア様の姪であるクラウが持ち込む「厄介事」を、ファルナミアンとリュライア様が解決する形で進行していく、「日常の謎」に近い構成に思います。

猫と執事という立場を自在に使い分ける主人公の活躍と、周囲の人間関係を巡る知的なやり取りがテンポよく進んでいくので、ライトにミステリーを楽しみたい方にお薦めしたい1作です!

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