第21話
使ってみたくなったので、聖剣を召喚する。なにげに進化してから初めての使用だった。アドバイザーさんが乗り移っている聖剣は金色だったが、俺が出すと、銀色の剣だった。おそらくこのあたりは、神か人間かの違いだと思う。
「じゃあ使ってみるか。[属性付与 冷]!」
そう言うと、俺の聖剣から白い煙が出てきた。あたりも一段と寒くなっているようだ。
なぜ、ようだといったかというと、周りの木々が凍っているのに、俺には寒さが全く来ないからだ。スキルの効果で防御されているのかもしれない。
試しにそのまま剣を木に向かって振ってみると、切ったところが凍りついた。恐ろしいぐらい切れ味がいい。
「…オーバースペックじゃね?これ。」
そのとき、ちょうどタイミングよくダッシュボアが突進してきたので、切ってみる。すると、切った瞬間その断面が瞬時に凍りつき、ダッシュボアの息の根を止めた。
「やっぱり強すぎるなこれ。」
その後も、ダッシュボアを倒しながら、進んでいくと、扉があった。
扉を開けると、下に続く階段があった。
「じゃあ行きますか!」
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『勇者のダンジョン3階層に到達しました。初到達報酬として、スキル[ソナー]が与えられます。』
おっ、なんか来たぞ?
「使ってみるか、[ソナー!]」
すると、
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_____________🔵________________」
こんな感じのが出てきた。
「アドバイザーさん、解説お願いします。」
『はい、このスキルは、自分やその仲間を黒色の丸、敵を赤色の丸、宝箱を青色の丸、そしてフロアボスを紫色にしています。』
「ありがとう。後質問なんだけど、フロアボスって何?今までなかったよね?」
『フロアボスというのは、その名の通りダンジョンの階層を守るボスのことです。なぜ今までいなかったかと言うと、フロアボスがいないほどダンジョンが弱かったからです。』
「つまり、ここから先は難しくなるっていうこと?」
『はい、その認識であっています。』
「まあとりあえず後ろに宝箱が一個あるらしいし、取りに行こうか。」
『わかりました。』
そういって、俺は宝箱の方へ向かって進んだ。
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【広告無し】運良くダンジョンの裏ボスを倒した俺、スタートダッシュで最強になる。 アオ @Kiyoto2011
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