魔法陣を解読しようとしただけなのに…〜解読の超能力を持つ少年、やらかす〜

御先　志佐は、生まれつきある特殊な能力、解読の超能力を持っていた。
その能力は、すべての文字が読めるということだ。
しかし、話したり聞いたりはできないのであまり能力が目立つことはなかった。それ故にのんびりと暮らしていた
しかし、ある日、教室の床にどんどん魔法陣のようなものが作られているのを見た。
それをなんとなく読んでみると、志佐は読めないということに気がついた。
解読ができなかったのは過去にも一度あり、古代文字だけは時間をかけないと読めなかった。

魔法陣が完成するには後3分ほどかかりそうだったので、古代文字を読んだ時と同じように完成した部分を集中して読んでいく
すると、それはどんどん読めるようになっていき———