うんこくん下水道豪華客船クルーズの旅
ぎゃあーうそでしょ?さん
第1話 わー、こんなことに!?
なぜこんなところに人糞が落ちている!?
びっくりして転生したオイラが拾い上げてみたところ、それが噂の「うんこくん」だったということが過去にあった。
うんこくんはなんと体長2m以上あり、しっかりと直立二足歩行をし、日本語を話した。もしかしたら英語やスペイン語、ポルトガル語などのラテン系ロマンス諸語も話せるかもしれないが。
「おい!なにするんだ」
「あ、ごめん。つい」
オイラは丁重にうんこくんに謝罪した。
うんこくんはご立腹だった。
「お前のような小僧っ子につままれる筋合いはない!」
「小僧っ子ってなんだよその言い方は!」
オイラもついカッとなってしまった。
「オイラは若く見えるかもしれないが、異世界転生する前は30過ぎの立派な清掃員だったんだぞ」
「なに!お前ローティーンじゃないのか?」
「うん。転生する前の正確な記憶はないが、たしか34歳くらいだった」
「そうだとしても!ひとさまを勝手につまむんじゃない!」
「だからごめんって」
「よし、もう気が済んだから謝らなくていい」
オイラは胸を撫で下ろし一安心した。
まるでAVでシコっている途中にふと課金対象なのではないかと思ったが無料サンプルだと気づいてほっとしたときのような心境だった。しかもちゃんとした女優ものではなく企画ものだった。モザイク処理済みの無料サンプルだけでここまでムスコが元気になるとは、と己に呆れ果てているときのようだった。
オイラは身長があまり高くなく、170もないので自然うんこくんに見下ろされるかたちになる。
「ちょうどいいので少し営業させてもらえないか?」
うんこがまだ食い下がってくる。
「なんだよ?」
「まあちっとつら貸せや」
オイラは言われるがまましぶしぶ2m以上の大便についていくことになった……。
どうやら喫茶店に誘導しようとしているようだ!
つづく
うんこくん下水道豪華客船クルーズの旅 ぎゃあーうそでしょ?さん @mogyamogya
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