第2話
母はよく買い物に行く人だった。
そして、私はよくそれについて行った。
好みのお菓子を買ってもらう為だと自分で思っていたが、今思えば真意は他にあったのかもしれない。
「ママー!お菓子選んでくるね!」
「うん。」
そして私はお菓子コーナーへと急ぐ。
「いた。」
私はすぐにターゲットを見つけ横につく。
まずは思いっきり睨みつけた。
幼稚園にさえも通っているのかどうかの幼女は、蛇に睨まれた蛙のごとく固まってしまい1ミリも動けずにいた。恐らく産まれて初めて味わう恐怖を前にわずかな声すらもあげられなかったのだろう。
私は、とても気持ちが高揚した。
38歳社長夫人、娘を捨てることにしました。 @mappii1124
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