行ったと思ったら残ってる?。そうだからこそ見えるものが、そこにある。

 いやぁ、転生物はいろいろあるじゃないですか。
 だいたい行ったきりとか(ほぼ現世で死んじゃうとか意識不明とか)、そういう感じだと思うのですが、本作序盤から「会えます」
 そこで改めて「他者」だから見える部分と、それを見せられてわが身を振り返ったりするわけです。
 自分としての他者、他者としての自分。
 よくある転生しっぱなし系作品では出せない味わいが、本作にはあります。

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