写真について

第1話

友人から[インスタ映えを気にする奴ら]仮

というテーマをいただきました。



写真について。


現代における写真の使われ方に猛烈な違和感を覚える。「過去を保存し現像する道具」という本質は変わっていない。だが新しい文明の改革によってスマホが普及した世の中における現代の写真。

妙に気持ちが悪い。

まるで人間と道具の立場が入れ替わったかのような、そんな印象を度々受ける。


利用「する側」「される側」。


現に道具に教えを乞うているでは無いか。

詰まるところ人間の成長段階はとうに山を超えており、あとは退化するしか選択肢は残されていない。いやここは劣化というべきか。

やがて廃品となり完全に道具に支配される世界に私はどんな希望を持ってすごせばばいいのだろうか。そこには希望は無いのだろうか。いや希望などきっと無いのであろう。




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