概要
捕食者は、二人もいらない────
犯罪を生業とする者達にとって、他者の縄張りを荒らす行為は宣戦布告に等しい。
剱賀国の大都市〝白銀地区〟を住処とする連続殺人鬼〝白銀の黒トンボ〟は、永らく誰も逆らう事の出来ない裏社会の生態系のトップとして君臨していた。
そんな黒トンボのいる白銀で、火幻地区からやってきたある者が殺人を犯した。
獲物を横取りされた黒トンボはすぐさま報復に出るが、その人物もまた、〝火幻の大赫蝶〟と呼ばれる連続殺人犯であり───?
狂人×狂人、殺人鬼×殺人鬼。
───同じ籠に入った捕食者は、どちらか一方しか生き残れない。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?