学園の謎を追っていたら、女校長のパンツを見てしまった話

After episode

　俺たちは病院で、目を覚ました。

　数週間の記憶がなくなっていたが、それもだんだん取り戻してきた。

　ただ、美波はかなり衝撃がすごかったようで、まだ毎日泣いている。

　そして俺はそれを抱きしめている。

　大星と絵梨香によると、俺たちがエレベーターに乗ってしばらくすると警察がやってきたらしい。

　そこで、俺たちに注射器を刺しているのを見て現行犯だったという。

　ちなみに深夜の学校に残っていたということで警察から僕らにも厳重注意が与えられた。

　どうやら校長と影山先生は不倫関係にあったらしい。

　また塩澤先生はあの部屋で新しいウイルスの開発をしていた。

　だからバレると色々まずかったとのこと。

　ただ、塩澤先生の記憶消去薬という僕らに投与された薬はかなりの良物だったらしく、ピンポイントで記憶の消去ができるとのこと。

　そして新しい校長には亮先生が就任した。

　まあ、明るい先生だし、前の校長みたいに長々と話が続くわけでもなさそうだ。

　また愛菜先輩は生きていたとのことだがそれ以上のことは知らない。

　まあ今回のことで俺ら4人が学んだことはノリで変なことをしないだ。

　これからは平穏に大人しく過ごして、週末に謎解きゲームに行くだけにしよう。

　――――――――――――――――

　お姉ちゃん…。お姉ちゃん…。

　ここにいるはず…。

　そう思って扉を開ける。

　あいつがいるかもしれないから一応包丁も持っている。

　部屋に入ると柱に縛りつけられたお姉ちゃんを見つけた。

　すぐさまに駆けつけて抱きしめた。

「お姉ちゃん…。大丈夫だった？」

「加賀くん…。ありがとう…。」

「もう家族になるんだ…。下の名前で呼んでよ…。」

「大輔…。」

　俺はまだお姉ちゃんに言わなければいけないことがある。

「お姉ちゃんのお父さんは捕まったんだ…。」

「そうだと思ったよ…。」

「何してんだ？」

　ふと振り向くと因縁のあいつがいた。

　亮先生。

　絶対に許さない。

　俺は何も言わずにこいつの心臓目掛けて包丁を突き刺した。

　亮先生ももっと、漫画みたいなくだりがあるかと思っていたみたいで完全に反応が遅れた。

　そして亮先生は倒れた。

　俺はこいつを踏みつける。そして…

「死んで償え…。」

　そう一言呟いた。