第19話テイムしたよ



 今日俺は暇である。父さんは狩に、母さんとアリスは村の集まり、エレナは俺のエクスを持っていなくなった。だから俺1人でお留守番。‥‥‥寂しい


 気分転換に庭でグータラしよう!天気もいいし!

 芝生の上で横になった。

「ふぁー!眠くなってきたよ。少し寝ようかな」


「zoo〜zoo〜zoo〜zoo〜」


「ペチ!ペチ!ペチ!」

 「う‥‥うん?誰だ俺の顔にぺちぺち叩くのは?」

「ボヨよ〜ん、ボヨよ〜ん、ボヨよ〜ん、ボヨよ〜ん、ボヨよ〜ん」

‥‥こ、こ、こ、この生きものはスライムではないか!?


 スライムは最弱モンスターだがラノベでは大抵最強格になる下剋上モンスターだ!? 

 うぉーー!もしかして俺、ラノベの主人公のようにスライムをテイムして、スライム無双できるんじゃない!?主人公の知らないうちにスライムが強者を返り討ちにして、何か私やっちゃいましたか?ご主人様?のような感じで、無自覚系の癒しモンスター。

 主人公の影のサポート役になる的な!?スライムでしょ!

 よし、テイムしよう!


「スライムよ俺の仲間となれ"テイム」

 スライムが魔法陣に包まれた。

「テイム成功してくれ〜〜」

俺は祈った!

『成功しました』

頭の中にテイム成功のアナウンスがあった。


「ボヨよ〜ん♡ボヨよ〜ん♡ボヨよ〜ん♡ボヨよ〜ん♡ボヨよ〜ん♡」

 スライムが俺に引っ付いてきた。めちゃかわいい!?昔飼っていたたチワワみたいだ!

 さてとスライムの餌はなんだろうか?ラノベでは何でも食べていたなぁ。まずは、おやつのクッキーをあげてみよう。


「はい、スライム、クッキーだよ」 ポイっとスライムになげた。

 大きく口を開けた。


「モチュモチュモチュ♡」

 おいしいらしい!癒されるな〜!

 今日は1人寂しい思いだったがスライムのおかげで寂しさがなくなった。 

 よし、かわいい名前をつけよう。

「う〜〜〜〜ん、あ!?チワワの名前と同じにしよう!スライム、キミの名前は"チョコだ!」


「ビヨよよ〜〜ん♡」

 おもいっきり飛び上がった

 気にいってもらえたようだ。

「チョコ!こっちにおいで!」

 俺はチョコを迎えるため両手を広げた。

チョコが俺めがけて飛び込んできた! 

だが‥‥

 


「カイン危な〜〜〜〜い!エクス私に力を貸して」

 聖剣が光だした。

「"閃光斬連撃〜〜〜〜〜!」

ザシュ、ザシュ、ザシュ、ザシュザシュ!   ザシュ、ザシュ、ザシュ、ザシュザシュ!

 スライムは微塵切りになり聖剣の力で消滅した。


「チョッコゥ〜〜〜〜〜〜!!」

俺は叫んだ!!力の限りさけび、その場で泣きくずれた。


「カイン大丈夫?間に合ってよかったわ!」

 エレナは間に合いホットした雰囲気だ。

「うわ〜〜〜〜〜〜ん!チョコが俺のかわいいチョコが死んじゃったよ〜!うわ〜〜〜〜〜〜〜〜ん、うわ〜ん」

 カインの大号泣にエレナは困惑している。

 ちょうど母さんとアリスが帰ってきた。

「にいにどうちてないてるの?」

トテトテといつもより早い速度でカインの所まで来た。


「グスン、エレナが俺のチョコを殺したんだ〜〜〜〜〜」

また大号泣

「よちよちよちよち!」

アリスが俺の頭をなでてくれた。






うぇ〜〜ん!!エレナは相変わらず俺の天敵だ!うわ〜ん



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最強勇者!次の転生では平穏なモブで目立たず過ごし、今度こそ寿命をまっとうしたい FRIDAY @ccmasaki

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