番外編 戦争だろうがっ!
「ただいまー」
玄関からドアの開く音と妹の声が響いた。どうやら妹が外から帰ってきたようだった。
「おかえりー」
俺はリビングのソファにダラダラと横になりながらそう返した。
「またダラダラしてる……」
見ると妹は制服姿だった。まあ、学校帰りなのだから当たり前なのだが。
ふと妹の胸を見る。
妹の垂れた胸がブラでしっかりと矯正され、豊満で綺麗な胸を形作っていた。服の上からじゃ妹の乳房が相当垂れている事など全く想像できない。すごい偽装工作だ。
「お兄ぃ、いま失礼なこと考えてたでしょ?」
妹が凄みを持った声でにじり寄ってきた。
「いや、ブラジャーってすごいよな……って」
「ちょっとそれどういう意味?あたしだって好きでこんな胸になったんじゃないんだからね」
「ごめんごめん」
「大体お兄ぃだってこの前ずっと私の胸見てたじゃない」
それは視界がお前の胸で塞がれてたからだが……
「まあ、これ以上垂れるのが嫌だったら毎日ちゃんとブラつけることだな」
「……今、「垂れてる」って言った?ふ、ふざけるなよ……!戦争だろうが……思ってるうちはまだしも、それを口にしたら……戦争だろうがっ……!」
妹のネットミーム好きは相変わらずだが……そのチョイスは物騒すぎるだろ。
「それに、ブラなら膨らみ始めた頃から毎日ちゃんと付けてるわよ……」
そう言えば確かに妹は結構早いうちからブラ付けてたはずだよな?なんでこんなに垂れてるんだ?
この前の行為の際の垂れた胸を思い出す。
妹が動く度にブルンブルン揺れてたっけ。それこそちぎれそうなほどに……
そう言うことか、ブラを付け始めたのは早くても、ブラをつけてる時間は短かく、さらにその状態で胸が激しく動いていたと……
それは妹が日常的にブラを外すような行為をしていたと言うことだった。しかも、ブラを付け始めた当時から……
謎は全て解けた!じっちゃんの名にかけて!真実はいつも一つ!
謎は解けたがなんとなくモヤモヤする。この前妹が冗談で言ったように俺は嫉妬しているのだろうか?妹と関係を持ってきた相手に。
「……なあ、あまり若いうちからそういうことばかりしてるのは良くないと思うぞ?」
「いきなり何言い出すのよ!?私で童貞捨てたくせに!」
「ちょっ!?そういう事大声でっ!」
「ちょっとツラぁ貸せや。そんな口叩けないように私が身体に叩き込んでやんよ」
妹は、乱暴な口調でそう言う。
うん、これは回りくどいが妹流の「お誘い」だな。
「ほら、早く!ハリィ!」
ハイハイわかりました。
妹に急かされて、俺は急いで妹の部屋に向かう。この後の妹との行為に胸を躍らせながら。
今日もまた、妹による「教育」が始まった。
キモウト狂騒曲 ~兄の初めては妹のもの!~ 臥龍岡四月朔日 @nagaoka-watanuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます