運命?似たもの姉妹

夜月光

運命?似たもの姉妹

私、横山絵里(よこやまえり)、アパレル関連の店員で、東京のアパートで一人暮らしをしている20歳、まだエッチ経験が無いせいか、幼く高校生に見間違われる事もしばしば。

今日は仕事が休みで予定もないから、青梅の実家に帰ろうと電車に乗ったところ、一応お母さんにSNSで帰るからって、メッセージ入れるとお母さんから返信。

"お姉ちゃんが、たまには2人で遊びに行ってきなって言うから、今日はお父さんと一泊旅行で居ないけど、お姉ちゃんなら居ると思うよ"

お姉ちゃんは年子で、まだ実家に住んでいる。


(えー、せっかく久しぶりに実家に行くのに、お父さんもお母さんも居ないんだ、でもお姉ちゃん居るらしいから、いいか)


という事で、そのまま実家に向かう事にした。


ピンポン、ピンポン、(チャイムの音)


(あれ?誰も居ないの?)


ドアノブを回したらカギは掛かっていなくて開いた。

「不用心だなー誰も居ないのー」

返事無し、玄関には男ものの靴が。


(誰だろう)


「誰かお客さんかな?おねー!」

お姉ちゃんを呼ぼうとしたその時

「ヤダーやめてよー」

ちょっと甘えた声、私は気になり、そっとその声がする部屋に行くとドアが少し開いている。


(何してるのかな?男の人と一緒だから覗いちゃ駄目だよな)


でも私の強い好奇心は抑えられず見てしまいました。

お姉ちゃんは男とキスをしていました。


(見ちゃった)


一度は目を背けましたが、その直後お姉ちゃんの喘ぎ声が聞こえて来た。


(え!エッチしてる?)


私ももう20歳、未経験でもエッチの知識だけはあった。振り向いてドアの隙間を覗いたら男と絡み合っている、ドキドキして目が離せなくなってしまった。

男はお姉ちゃんのシャツの隙間から手を差し入れ、胸を揉み始めた。

お姉ちゃんの喘ぎ声は止まらない。

「あ.........あ............い.........ダメ、あ~」

お姉ちゃんは、凄く気持ち良さそうに声を出している、私ももう釘付けになった。

男はお姉ちゃんのシャツのボタンを外し始めた。シャツを脱がせ、ブラを外し、胸が露に、男はお姉ちゃんの胸に直接触れ先端の実を刺激する。

「あ.........い.........あ.........イク.........あ!あー」

喘ぎ声は段々と大きくなって行き、お姉ちゃんの左手が男の男性自身をズボンの上から刺激すると、その場所は大きくなって盛り上がり、弾けそうになっている。

お姉ちゃんは男の手をパンティの中へ誘導し、足を広げると、パンティの中でその手をゆっくり動かし始めた。男はお姉ちゃんの胸の先端の実を舌で刺激しながら、花園に指を入れ刺激している。

私も徐々に興奮してきて濡れ始めている。お姉ちゃんは気持ち良さそうに喘いでいる。

「あ........あ............いい.........あ.........」

男はお姉ちゃんのパンティをゆっくりとずり下げ脱がした。花園も露わに、お姉ちゃんの胸の先端の実を舌で刺激しながら、男も裸になり、固くなった男性自身をお姉ちゃんの花園に挿入して上下にゆっくりと腰を動かし始めた。

「あ~.........イク............そこいい.........感じ.........あ」


(ヤダーお姉ちゃんのエッチ見ちゃってる)


そして男の腰の動きは激しさが増し、お姉ちゃんの喘ぎ声は最高超に達している。

お姉ちゃんのそんなエッチを見て、私は自分の花園が増々濡れて、パンティーまで染みて来ているのがわかった。


(私、もう我慢の限界、自分の部屋に行ってしちゃお)


私は、一人エッチの仕方は友達に教えてもらっていた。私は気持ちを抑えられず、自分の部屋でお姉ちゃんのエッチを思い返して、自分の花園に指を入れ、一人エッチを始めた。

「あ!あ!.........い.........あ......あ、い......」


私は、一人エッチした後寝込んでしまったが、ドアの音で目が覚めました。


(誰?)


「さゆりーお待たせ!」


(え?、さっきのお姉ちゃんとエッチしてた男だ、お姉ちゃんの部屋と間違えている)


「さゆり、寝ちゃったの?もう一度いいかな」

男は小声で囁いた。


(ヤダどうしよう、でもイケメンだったし、ちょっと好みだから寝たフリしちゃお)


私はされてもいいやと思ってしまいました。


(私とお姉ちゃん、顔そっくりだから、分からないし、バレても知らんぷりしておけば良いんだから)


「さゆりー、もう一度いいだろ、久しぶりだったから欲求が止まらなくて、本当に寝ちゃったの」


(男が布団に入って来るかもしれない)


ドキドキして布団の中で寝たフリをした。


男は私の後ろに潜り込んで来て、風呂上がりのいい匂いがした。男は私の胸を揉み始め、私は思わず声が出てしまった。

「あ!うー......」

男は次に私のパンティを下ろした。どうしよう、良いかなって思ってたけど、いざとなると、ここら辺りが限度かなと思った瞬間、男は後ろから、濡れた私の花園に男の男性自身を挿入した。

「あ!あ~...............は、あ.........~ん」

硬直した男性自身が入ってきたのは初めてで、びっくりしてしまったのだ。


(気持ちいい)


私は寝たフリをしながら、感じていた。

「う~ん、う~ん」

喘ぎ声も我慢していた。

「さゆり、寝ているのにごめん、俺我慢出来なくて」

男の呼吸も荒くなっている。その時、もう後のことを考える余裕は無かった。しばらくすると男の男性自身はトックントックン、温かい物が私の花園に。


(あー気持ちいい!)


私はもう最頂点に達して腰が振れ、行ってしまった。

私は最後まで、寝たフリをして黙っていた。

「さゆり、ありがとう」

男は私の頬にキスをした。


終わった直後、何とお姉ちゃんがドアから男を呼んだ。

「拓海(たくみ)!」

「さゆり!何故そこに」

男は慌てて服を着て、ドアを閉め部屋を出た。私は寝たフリをしていた。と言うより放心状態で動けなかった。


(たくみって名前なんだ)


「あなたが今エッチしたのは私の妹よ」

「え!」

拓海さんは驚いた。それもそのはず、顔も声も私とお姉ちゃんはそっくりだからだ。

「ずっとドアの隙間から見てたわ、最初はびっくりしたけど何か絵里ちゃんがされてるの見たくなっちゃって、ついつい、絵里ちゃんがどうゆう反応するんだろうって興味湧いちゃって、私も変な女ね。絵里ちゃんも私が覗いているの気付いていたはずよ、目が合ったから、でも絵里ちゃんずっと振り向かず寝たフリしてたわね」

「どうしよう、何かいつものさゆりと違うとは感じたが、まさか、妹さんとは」

「いいんじゃない、多分絵里、自分もしたかったから黙ってたと思う。明日になれば、何も無かったフリすると思うよ」

「でも俺、とにかく帰るよ」

拓海はそそくさと帰っていった。


目が覚めたのは深夜だった。お姉ちゃんに会わす顔ないから、そっと家を出て、タクシーでアパートに帰った。疲れてそのままベットの上に仰向けになった。


(あれは夢だったのか?)


でもあの時の気持ち良さは身体がしっかり覚えている、初めての快感、思い出したら、また濡れ始めた。気が付いたら私の手はパンティの中、花園に指を入れ、もう片方の手は胸の先端の実を刺激している。頭の中は拓海さんの男性自身が私の花園に挿入されている感触で溢れている。もう抑えられない。

さっき拓海さんにされた時、寝たフリしていて声もだせなかったから、その分思いっきり喘ぎ声を出さずにはいられなかった。

「あ~ん........きもち......う~あ!、あーっ.........イク......あ」


(拓海さんとまたしたい、お姉ちゃんが羨ましい)


そんな事を思いながら、寝てしまった。


目が覚めたのは、もうお昼、カーテンを開け、窓を開けると小鳥が元気よく鳴いている、そして心地いい風が入ってきた。

「今日はいいお天気、気持ちいいー、今日は良い日になりそうだー亅

私は心身共にスッキリさせたくて、お風呂に入った。

「あー、スッキリしたー」

さあ、今日も休みだ何しよう、とりあえず街ブラかな、私はデパートに行こうと電車に乗った。電車は色々な人が乗って来るから楽しい。たまに変な男の視線感じる時もあるけど。

私は電車を下りてデパートに入った、その瞬間、拓海さんとのエッチを思い出してしまった。


(しちゃったんだよね、お姉ちゃんの彼と)


私は下着売り場へ向かった。


(どんなのにしよう。私はもうエッチしたんだから女の子卒業、女性らしいセクシーなやつを、濃いピンクのこれにしよう)


拓海さんを思いながら下着を手にしている私がいた。そしてレジへ、ちょっと恥じらう、まだ女の子の私もいた。


(エッチしている時、途中からもっとして!って感じになった瞬間があったけど、何なんだろう。、、、ん?あ!そうだ!お姉ちゃんと目が合った時だ、でも何故?)


私はその時はよく分からず、答えが出なかった。デパートを出て街ブラしていると雨が降り出した、空は曇っているが、日差しがアスファルトに反射し、ビルを輝かせて眩しい。

次はどんな方法で拓海さんとしようなんて考えている自分が恥ずかしかった。


(私はどうしちゃったんだろう)


何かに目覚めた自分に気付いていなかった。

雨は上がっていた、5月の終わり、梅雨入り前の走り梅雨、ビルが立ち並ぶ通りに西日がさし眩しい。行き交う人も気持ちよさそうに歩いている。私は何件か洋服屋さんに寄って、シャツとスカートを買った。勿論、拓海さんとの熱い一時の為に、お姉ちゃんにはとても言えないが、電車に乗る頃には日は暮れ始めていた。

夜景を眺めながら帰途に、生活が感じられる家々の灯り、夜景を見ながら電車に乗るのは何か落ち着く。

アパートに着いたらファッションショーだ。

雨上がりの涼しい暗い路地を歩きアパートに、靴を脱ぎ、鏡の前で早速着てみた。

「これで、準備OK」

着飾った格好を見て、もう拓海さんとの事で頭が一杯になっていた。

「あーガマンガマン、明日からまた仕事だ、気持ち切り替えなきゃ。」


「横山さんおはよう」

「おはようございます」

「今日は元気良いね」

「何か綺麗になったみたい」

「誰か好きな人でもできたの?」

見抜かれているような気がして、私は慌てた。

「え!いえ、出来てないです。」

先輩の森田さんだ、美人で仕事ができる尊敬する先輩、何でも相談に乗ってくれる頼れる先輩。

「今日もよろしくね」

「はい、頑張りまーす」

と返事はしたが、私は、仕事の合間にも拓海さんのことを考えていた。もう誰にも止められない、私の気持ちは抑えられない。

「横山さん、お客さんよ!」

「あ、はい、いらっ、お姉ちゃん、いらっしゃい、ビックリしたー」

私は驚いた、お姉ちゃんが来たのは初めてだ。


(どうしたんだろう)


「絵里ちゃんのお店一度も来たこと無かったし、丁度欲しい洋服もあったから、来てみたの、良いお店ね」

「うん」

お姉ちゃんは、ミニのスカートとTシャツを選び買って帰った。帰り際、私に

「絵里ちゃん、今度の木曜日、家に来てよ、私彼氏できたんで紹介したいの、木曜日、大丈夫でしょ、確か休みよね」

「うん、休みだけど、彼氏出来たんだ!驚いたわ」

「うん、まあね、でも良かった、それじゃ彼にも伝えておくから、その日は一緒に飲も」

「うん、分かった」

「じゃあね、楽しみにしてるわ」

何と、どう拓海さんと接触しようと悩んでいたが一気に解決した、神様がそうしろと言ってるんだ。私はもう今度の木曜日のことで頭が一杯になった。

私は仕事帰りに駅の側の薬局である薬を購入した。まだ授かる訳には行かないからからだ。拓海さんへの思いは益々募るばかりだ。

それから電車で帰宅の途へ、いつも通りの景色を眺めながら帰った。

次の木曜日のことを考えると、居ても立っても居られないほど待ち遠しい。でもその反面、顔を合わせずらい気持ちも当然あるのだ。

この前の拓海さんとのエッチは、お姉ちゃんとも、拓海さんとも話していない。

「そうよ、私にとっては夢の中の話、拓海さんは、お姉ちゃんとしていたと思っていたんだから、予定通り知らんぷりで行けばいいんだ」

ベッドにカバンを放り投げながら自分に言い聞かせた。

しかし、私の体も正直で、こんなこと考えていたら花園が少し濡れはじめていた、そしてベッドに横になり、また一人エッチを初めてしまった。胸を刺激し、パンティーへ手を滑り込ませた。

「あー、拓海さーん、あーいー.........あ.........あ」

今日は待ちに待った木曜日、空は雨模様、梅雨入りして最近は雨の日が多い。でも今日はそんな鬱陶しい雨も何も気にならない。お姉ちゃんが拓海さんを紹介してくれる日だ、お姉ちゃんからSNSで、10時頃来てって言われている。

私はお化粧をし、この前デパートで買ったシャツとスカートを着て出かける準備を始めた、カバンにはあの薬も入れた、念の為に。そして、これが肝心、SNSのIdをメモった紙もカバンに入れ、出かける準備は整った。

今出かければちょうど10時頃には着く

「さあ行くぞー」

ドアにカギを掛け、傘をさして駅に向かう、足どりは軽い。

そして、実家に着いたピーポーン(チャイム音)

ドアが空きお姉ちゃんが

「いらっしゃい、待ってたわ、入って」

「うん」

玄関から家に上がり奥の部屋に通された。

「じゃ紹介するわね、これ私の妹の絵里、そしてこちらが、私の彼氏、山下拓海(やましたたくみ)さん」

「こんにちは、初めまして、絵里といいます、よろしくお願いします」

「こんにちは、初めまして、山下拓海です、こちらこそよろしくお願いします」

「はい、さあ、堅苦しい挨拶はそれくらいにして、飲も」

食事の準備はお姉ちゃんがしてくれてあった。

「お姉ちゃん、お父さんとお母さんはいないの?」

「二人で好きにやりたいからって出かけちゃった。多分夜遅くなると思うよ。蛍、見に行くんだって」

「そうなんだ」

テーブルには沢山の料理が並んでいる。私は緊張していた。お姉ちゃんとは違い、私は人見知りするタイプで、そして目の前にはあの拓海さんがいるんだから。


「絵里さんのお仕事はアパレル関係と聞いているんですが、トレンドを先取りして、お客さまを喜ばせる。カッコイイですね」

拓海さんも緊張していた、自分を落ち着かせようとしているように感じた。

「あ、ありがとうございます。そんなに褒めて頂いて嬉しいです。励みになります」

「しかし絵里さん、さゆりとソックリですね、双子みたいですよ」

「よく言われるんですが、性格は違うんです。お姉ちゃんは、活発で行動派、ハキハキしてるんですが、私は大人しめで結構内気で、仕事でも新人の頃はよく、もう少し大きな声でねって注意されていました」


(拓海さんって話易い、何でも話せちゃう、お姉ちゃんから奪ってしまおうか。いやいや、いけないいけない、何考えてるんだろう。拓海さんとはエッチするだけ、本当はそれもいけないことだけど)


「何二人で仲良く話して、私も仲間にいれてよ」

台所からお姉ちゃんが戻ってきた。とその時、お姉ちゃんの携帯に着信が

「もしもし、はい、はい、それは大変ですね、今すぐ行きます」

お姉ちゃんは看護師なんです。


お姉ちゃんは隣町にある総合病院の看護師をしている。今日は丁度、私と休みが合い、拓海さんは有給を取って都合を付けてくれていた。

「拓海さん、絵里ちゃん、ごめんね、院内感染症で看護師が二人倒れちゃったんだって、ちょっと行ってくるね、今日は帰れないと思うわ、後は二人でお願い」

お姉ちゃんは直ぐに支度し、車で出掛けた。看護師も大変な仕事だ。

「たまにあるみたいですよ、数ヶ月前にも夕食一緒に取っている時、呼び出されて、看護師今は人手不足でやっているみたいで」

「そうなんですか、大変だねお姉ちゃん、知らなかったわ」


(あれ?お姉ちゃん、何ヶ月もまえから拓海さんと付き合っているんだ。もっと早く紹介してくれれば良かったのに)


「あの拓海さん、お姉ちゃんとは何時から付き合っているんですか?」

「5ヶ月くらい前かな」

「そうなんですか、何故もっと早く紹介してくれなかったんだろう、お姉ちゃんたら」

「絵里さんは知らなかったんですね、でも知らなくても無理も無いです。とても人には話せる内容でも無いですから」

拓海さんはちょっと寂しげに話し始めた。外は雨が激しく降り始め、暗雲が垂れ込めている。


「僕はさゆりの2番なんだ」

私はびっくりして、言葉が出なかった。


(お姉ちゃんが、二股?)


「さゆりとはさゆりが友達と居酒屋で呑んでいる時、僕がたまたま一人で呑んでいて、さゆりに声をかけられて一緒に呑んで意気投合してね、楽しく過ごしたんです。そして居酒屋を出て解散しました。さゆりはかなり呑んでいて、店先で、山下さんちょっと相談に乗ってくれないって頼まれたんです。

僕はさゆりと喫茶店に行き、さゆりの相談に乗りました、相談とは、今の彼では夜、満たされないという悩みでした。そういったことは友だちに相談すれば良いのにと思ったんですが、僕はさゆりには、彼に正直に言った方が良いよってアドバイスしました」

「そうしたら、お姉ちゃんは?」

「さゆりは僕をホテルに誘いました。僕は一度は断ったんですが、さゆりは私としたくないのって迫られて、、あ!ゴメンね、こんな話、でもしておいた方がいいのかなって」

「どうぞ話してください」

「そしてホテルへ行きました。僕はさゆりの誘惑に負けて」


「お姉ちゃんも満足したんですね」

「はい」

「さゆりは最初からそうする為に、相談にかこつけて僕を誘ったんだと思います。」

私はその話を聞いてやけちゃいました。そんな立場にない事は分かっていましたが、こんな話聞かされて、私は凄くしたくなってきてしまいました。


(あの時の感覚がどうしても忘れられない。拓海さん今の私の気持ち分かってないんだろうな、拓海さんあの時、私としたのよ、私はあの時の拓海さんとのエッチを思い出してしまっても我慢してるのに)


こんな私の心境も知らずに拓海さんは話を続けた。

「終わった後さゆりに、これからも時々会ってくれないかなって頼まれたんです。僕はその時は何の迷いもなく、分かりました、よろしくお願いしますって返事しました。欲望が勝ってしまったんです。それから、さゆりとの付き合いが始まったんです。あの時僕はさゆりと時々会えるんならと思って、それだけしか思っていませんでした。でもそれは最初の2ヶ月程で、今はこのままでいいのかって、思い始めているんです。でも別れる勇気も無くて」

拓海はそれ以上話さなかった。私から聞くこともし無かった、と言うより聞くのが怖かった。

「そう言う事だったんですね、分かりました。多分お姉ちゃんも、このままで良いとは思ってないはずです」

私は、お姉ちゃんが拓海さんと別れてくれるのを期待した。


こんな話し、絵里さんにしちゃってごめんなさいね、僕もちょっと悩んでいて、つい、絵里さんに聞いて貰いたくなってしまったんです」

「いえ、本当の事言ってくれてありがとうございます」

「話題変えようか」

「はい、そうですね、折角、紹介されて、こうして拓海さんと会っているわけですものね」

私は、拓海さんと会話しながら、考えていた。1番の彼を紹介しないで、何故、拓海さんを紹介したのか、私と拓海さんのエッチを見て何も言わないけど、その事をどう思っているのか、お姉ちゃんがよく分からなくなっていた。

「絵里さん、絵里さんには好きな男性とか居ないんですか?」

「え!、い、居ません」

「さゆりと付き合う前で、今日みたいな機会があったら、絶対声を掛けてると思いますよ、絵里さん、大人しいけど、しっかりしている所もありますし」

私はもう、その時、


(じゃあこのまま私のこと抱いてしまえばいいのに)


私の花園は激しく反応し、濡れている。


(というか拓海さんが、そうゆう雰囲気作って来ているんじゃないの?)


しばらく沈黙があった。雨は強く降り始め、ザーという音だけが部屋の中を包んだ。拓海さんは私に顔を近ずけ、キスを求めて来た。


(やっと来たわ)


私は素直に受け止めキスをした。


(私、拓海さんとキスしちゃってる)


心臓はドキドキ、呼吸は荒くなっている。

「う~ん、う~ん」

止められない。

「拓海さん、好き」

私は我慢できず拓海さんの手を自分の胸に押し付けた。拓海さんは私の胸を静かに刺激し始め、二人は徐々に興奮し始め、拓海さんは私のボタンをはずし、服の中に手を入れ胸の先端の実を押さえながら揉み始めた。

「あ!、あーん.......拓海さん......いい.........あ、あ...」

「絵里さん、いいのかな、僕も抑えられない」

私は、拓海さんのズボンに手を入れ固くなった男性自身を刺激しはじめた。

「あ!」

拓海さんも思わず声がでた。

「拓海さんも気持ちいい?」

「あー、凄く」

拓海さんは私の胸の先端の実を口で刺激しながらパンティーに手を入れ、私の熱く濡れた花園に指を入れ刺激し始めた。

「あ.........う.........あーあーそこ感じる.........気持ちいい.........拓海さんもっと.........あ......」


(私の思惑が現実になっている。拓海さんもっとして)


拓海さんは私のシャツとパンティーを脱がせ、拓海せんも服を脱いだ。

2人は生まれたままの姿になり、そして固くなった男性自身が私の中に入ってきた。

「あ!......あ~.........う~.........あー.........あ」

私はもう喘ぎ声しか出て来ない。拓海さんも固くなった男性自身を腰を使って上下に動かし始め、拓海さんの息も荒い。


(私はしているんだ。拓海さんとしている。この前とは違う、抱き合っている)


そして、暖かいものが私の体の中に入って来た。

「あ!あーあ~ん、イク......あ......あ」

私は腰が何度も振れ、行ってしまった。


「拓海さん、大好き!ダメですか?」

「僕もさ、絵里さんが好きになってしまったようです、絵里さんも僕に思いを寄せてくれていたんですね、だから僕は」

「後は何も言わないで」


(やはり、お姉ちゃんからあの日の事聞いていたんだ)


私は拓海さんを引き寄せ、キスをした。


(何も言わないで、もう私たちは離れられない)


しばらく拓海さんの鼓動を感じなが胸を寄せ合っていた。雨は上がったようで、外は明るくなってきている。

拓海さんは私をそっと離し

「僕、もう帰りますね、さゆりも帰って来ないし、夕方には、ご両親が帰って来るだろうから」

「拓海さん、今日はありがとう」

拓海さんは帰って行った。勿論、SNSのidのメモを渡した。

お姉ちゃんは、単に拓海さんを自分の欲求を満たすために利用していた事が分かった。だから私と拓海さんとのエッチにも何も言わなかったし、逆に私と拓海さんとのエッチを見て、楽しんでいたんじゃないんだろうか。

そう考えていた時、お姉ちゃんに見られていた時の凄く興奮した自分を思い出した。

お姉ちゃんもきっと人に見られてするのが好きなんじゃないだろうか、拓海さんとエッチしている時、わざとドア開けてたんだわ、表向きの性格は違っても、そんな所が似ているなんて、でもお姉ちゃんの場合は誰かに見られてするのも好きなのかもしれないが、ひょっとしたら拓海さんを2番にした理由って、エッチする時、他の男性の事を思ってする事が快感なのかもしれない、何故かそう思えてしまった。


(ん?私もそうなんだろうか、私も拓海さん以外の人とするようになってしまうんだろうか)


「そんな事無いわ、私と拓海さんは絶対にそんな事無い」

自分に言い聞かせた。

「想像しすぎね、一人エッチのし過ぎだわ」

私は食器を片付け、お父さんお母さんが帰ってくるのを待った。


両親が帰って来たのは、21時過ぎで、それから私はアパートに帰った。

「明日は仕事、頑張らなきゃ」

胸が一杯でお腹も空いていなかったから、お風呂に入ってそのまま寝てしまった。翌朝6時に起き、パンをトースターへ、コーヒーをドリップして、スクランブルエッグを作って、コーンスープ、朝食は何時もこんな感じ。


(拓海さん、お姉ちゃんとはどうするんだろう、私と拓海さんはお互い惹かれあっているんだし、お姉ちゃんとは別れて貰いたいわ)


私はそんな事を思いながら朝食を済ませ、何時もの電車に乗ってお店に出勤した。

「おはようございます」

「おはよう横山さん今日も宜しくね」

「はい、今日も頑張ります」

私はお店の防犯カーテンを開け、陳列された洋服を整えながら、お客さまをを何時でもご案内出来るよう準備しながら待機する。

今日は金曜日、夕方から徐々にお客さまがお見えになり、忙しかった。一段落した頃、先輩に拓海さんの事を相談して見る事にした。

信頼が置ける先輩だから私は今までの事を全て話した。

「そうねー、もし、彼がお姉さんと別れられないんなら、横山さんは彼を諦めた方が良いんじゃないかと思うわ、だって彼の思いも有るかもしれないけれど結果的にお姉さんと横山さんを二股に掛けている事になるでしょ、彼にとっても良くないし、後はそうならないよう、横山さんが、彼に気持ちを話してお姉さんと別れらて貰うよう説得するしかないわね」

「そうですよね、わかりました、ありがとうございます」

私は素直に拓海さんにお願いしてみようと思った。

「いい方向に向かう事を祈ってるわ、頑張って」

明日、明後日忙しくなる、暫く仕事に集中しなきゃ。


仕事からアパートに帰って、お風呂から上がった時、丁度携帯に電話が掛かって来た。

「誰だろう」

通話ボタンを押すとお姉ちゃんの声

「絵里ちゃんお疲れさま、今大丈夫?」

「あ、お姉ちゃん昨日は大変だったね」

「え!、あー、まー何とかなったわ」

「なら良かったわ。丁度お風呂上がったとこだから電話大丈夫だよ」

「うん、ねえ絵里ちゃん、あの後どうだった?」

「どうだって、何が?」

「拓海とエッチしたんでしょ」

「お、お食事しただけよ、あ、後は何も」

私は声が上擦ってしまった。

「嘘付いてもだめよ、拓海、絵里としたんでしょって聞いたら、拓海はその事は否定せず、絵里さんを好きになってしまったんだ、だからこれを機にさゆりと別れたいってハッキリ私に言ったわ、じゃあ別れてあげるって言ったの、条件付きでね、絵里ちゃん、拓海から私にはもう1人別の彼氏が居ること聞いたよね、、、」

その条件とは、別れてあげるから、その代わりに時々パートナー交換してエッチしようと言うものでした。私は驚いた。そこまでして快感を得たいの?その時の私には理解出来なかった。

「拓海さんは何て?」

「そんな事、さゆりの彼も望まないだろうし、僕も絵里さんが他の男性に抱かれるなんて考えられないよって言うから、私はこう言ったの、絵里は私と同じなの、言えばそうせざる負えなくなる。間違いないわってね」

「私はいやよパートナー交換なんて」

その時は冗談じゃ無いって思って、そう突き放した。

「気が変わったら何時でも言って、でも無理なら私は拓海と別れないわ、私はウインウインかなって思って提案しているの、私の彼に絵里とエッチしたいって聞けば、したいって言うに決まってるから、後は拓海がどうするかだけね」


私は拓海さんに電話で聞いて見た。

「お姉ちゃんに聞いたの、拓海さんありがとう、私嬉しかったわ、でもお姉ちゃんにはハッキリ拓海さんと別れて貰いたいの」

「絵里さん大丈夫だよ、さゆりとはもう縁を切るから、さゆりの話に乗っちゃダメだよ、分かったね」

「うーん、でも」

「大丈夫だって」

「分かった」

と返事をしたものの、やはり、これからの事が心配でたまらない。


(どうしよう。拓海さんはお姉ちゃんと別れるって言ってくれてるんだから、お姉ちゃんと話して、拓海さんと別れて貰うよう説得するしかないわ、そうしよう)


私はお姉ちゃんに電話して説得する事にした。

「もしもし、お姉ちゃん、今大丈夫?」

「大丈夫よ、気が変わったの?」

「違うの、お姉ちゃん、お願いだから拓海さんと別れて!拓海さんを自由にしてあげて!」

「そうは行かないわ、絵里ちゃんには悪いけど、私が絵里ちゃんに拓海を紹介したのには目的があったの、絵里ちゃんがあの木曜日、拓海とエッチしてるの私が見てたの分かってたでしょ、その時良いこと閃いちゃったのよ。そもそも絵里ちゃんは2度も私の拓海としちゃってるのよ」

お姉ちゃんが、あの木曜日に私と拓海さんがしちゃった事に付いて何も言わなかったのは、その為だった事が今になって分かった。私は何も言えなかった。

私は確かにあの時、拓海さんとしたくなっちゃって、お姉ちゃんに成り済ましたのは事実。お姉ちゃんが拓海さんを紹介してくれた日も、お姉ちゃんが大変だったのに拓海さんとしちゃってる。


(ん?待って、紹介したのには目的があったって、ひょっとしたら拓海さんを紹介して貰った日の病院に急遽行ったのはお芝居なの?)


「分かったは、お姉ちゃんの言う通りにする、それで拓海さんと別れることになっても自業自得ってことよね」

「運命なのよ、それじゃ、又、日が決まったら連絡するね」


(運命?)


「分かった。お休み」


あの木曜日、お姉ちゃんと拓海さんがエッチしてると時、ドアが開いていたのも、お姉ちゃんが、拓海さんと私とのエッチを見たのも偶然だったんだ、拓海さんはドアをしつかり閉めない癖があるんだ。

「でもお姉ちゃん、私まで利用するなんて酷い、自業自得なんだけど、それに付け込んでそんな事考えていたなんて」


(拓海さんにはとても言えないわ)


私は覚悟を決めた。

次の日の夜お姉ちゃんから電話があった。

「もしもし」

「絵里ちゃん、日は決まったわ、今度の木曜日、国立のホテルAで13時805号室よ、よろしくね」

「分かったわ」

「拓海にも言ったんだけど、行かないなんて言うから、来なければ、絵里も私も貴方の前から居なくなるだけよって言ったの、だからきっと来るはずよ」

「じゃ今度の木曜日よろしくね」

「分かった、お休みなさい」

「お休み」

お姉ちゃんはかなりハイテンションだ。

その直後、今度は拓海さんから電話

「絵里さん、さゆりから電話あったと思うけど、今度の木曜日行くことないからね、もうここまで来たら、僕とさゆりはお終いだから」

「拓海さんはそれで良いかもしれないけれど、私はそうわ行かない状況になってしまっているの、あの木曜日に拓海さんとしちゃった事で」

「どういうことかな?」

「その時思い付いたらしいの、パートナー交換の事、絵里ちゃんは、私の拓海としたんだし、その穴埋めって感じでパートナー交換を提案して来たの、私には負い目があるの」

「そうか、さゆりにも呆れたな」

暫くの沈黙の後。

「分かったよ、絵里さん、僕は絵里さんと正式にお付き合いしたいんだ、これが、条件って言うなら耐えるしかない。でも約束してください。さゆりの彼を好きならないって事を」

「勿論よ、私は拓海さんと別れたくないから、誓うわ」

「じゃ、次の木曜日だね」

「うん」


私は高校卒業した辺りからお姉ちゃんの事が苦手になっていた。頼れる所もあるが、逆らえない部分もある。

約束の木曜日の朝がきた。外はどしゃ降り、気が重い朝だ。朝食を済ませ、出かける準備をした。

お風呂に入り、この前デパートで買った洋服を着て、お化粧は適当に、これでいい、行くだけ行くが、お姉ちゃんの彼とする事は極力避けたい。

拓海さんにはああ約束したけど、お姉ちゃんに会ったら、まず、考え直すよう説得しようと思っている。

「私はそんな軽い女じゃないわ、お姉ちゃんは私の事、勘違いしてるんだわ」

私はお姉ちゃんを説得するつもりで電車で国立へ、そして国立ホテルAの805号室の前に立った。

ゴールドの部屋番号が付いた黒いドアをノックし待っていると、お姉ちゃんが出てきた。

「いらっしゃい、どうぞ」

「お姉ちゃん、話があるの」

「先に入んなさい」

「うん」

「彼は丁度、大浴場に行ってるから」


(高級ホテルだ、凄い)


「話って?」

「お姉ちゃん、もうこんな事止めよ、良くないわ、私が拓海さんとしちゃった事は謝るわ、ごめんなさい、だから」

「もう遅いのよ絵里ちゃん、私の思いはもう止められない。拓海は来そうもないから、絵里ちゃんが私の彼とエッチしたら、拓海とも別れるし、絵里ちゃんが拓海とした事も水に流してあげる、それでどう?」

私は暫く考えた。


(私がお姉ちゃんの彼とエッチすれば全て丸く収まるんだ)


「分かったわ、でも拓海さんにはこの事を絶対に言わないで」

「分かったわ、じゃ彼が戻ったら紹介するわね」

コンコン(ノックの音)

お姉ちゃんがドアを開けると背の高い男性が入って来た。

「それじゃ紹介するわね、この子が私の妹の絵里、そしてこちらが、私の彼の峰岸徹(みねぎしとおる)さん」

「よろしくお願いします。峰岸徹といいます」

「あ、は、はじめまして絵里です。よろしくお願いします」

私の鼓動は弾けんばかりに激しく動き始めた、目の前にいるその人は今まで私が思い描いていた理想のルックスにスタイル。

「絵里さんの事は、さゆりから聞いています。やっぱり似ていますね、さゆりと、見分け付かないくらいに、声もそっくりで」

「そ、そうなんです。よく言われます。でも性格は真逆なんです」

「聞いていますよ、絵里さんのような性格を好む男性って多いんですよ」

「悪かったわね、控えめでなくて」

お姉ちゃんが半分怒り気味になった。

「さ、早く隣りの部屋で始めて、鍵は預かるわ」


私と徹さんは隣りの部屋へ移動し、鍵はお姉ちゃんに預けてドアを閉めた。初対面で直ぐ2人きりにされてしまった。

「絵里さん、本当に良いんですか?」

徹さんは、心配そうに私を覗き込むようににして尋ねてきた。

「いいの、仕方ないわ、私を好きにして下さい」

私の気持ちの中に、実は、仕方ないという気持ちは、徹さんに会った瞬間から無くなっていた。だから思わず好きにして下さいなんて言ってしまったのだ。

「分かりました」

「はい」

徹さんが私をどうするのか、ドキドキしながら待った。


部屋は隣りの部屋と同じ、12畳位のグレーの壁で落ち着いた感じだ。

「絵里さんは、物静かで、さゆりとは違いますね、さゆりから絵里さんのことは色々聞いています。今日こんな事になるなんて、未だに信じられないと言うか、こんな事初めてですし僕も混乱しているんですよ、さゆりに頼まれたんです。絵里さんとエッチしてくれない?って、最初は驚きましたよ、突然そんな事言うものですから。だから僕はそんなに軽く言うもんじゃないよって言ったんです。そして何で僕が絵里さんとエッチをって聞いたら、さゆりは、、正直に言うわ、実は私には2番がいるのって告げられたんです。僕はびっくりして、その時初めて拓海君の存在を知ったんです。夜、僕じゃ物足りないらしいんです。そして、さゆりにお願いされました、貴方と拓海と絵里と私でパートナー交換して貰いたいのって。その時に拓海くんと絵里さんは、もうそういう関係を持っていると聞かされました。正直ショックでしたよ、でもさゆりと話をして、そのお願いを受け入れる事にしました。僕は医大を卒業して医者になって、さゆりとは病院で知り合ったんです、僕にとっては初めての彼女なんです。さゆりは僕を嫌いな訳ではないけど、夜もっと刺激的にしたいという事なんです、ごめんなさいね、絵里さんにこんな話、でも話しておかないとと思いましてね。僕も理性有る人間で、決して野獣ではありませんからね、それを分かって貰いたかったんです。絵里さんには絵里さんの事情があるんでしょうけど、それは敢えて僕からは聞きません」

「お気遣いありがとうございます。実は、断り切れない事情がありまして、変な成り行きで拓海さんが好きになってしまって、でもパートナー交換する前にお話しできて良かったです」

コンコン(ノックの音)

そしてドアが開いた。

「まだしていないようね、拓海が来たから連れて来たわ、これで揃ったわね」

「さゆり、これっきりだ、今日のが最初で最後にしてくれ」

拓海は落ち着いた口調でそう言った。

「それでいいわ、充分よ、来ないと思ってたから嬉しいわ、私、あの木曜日以来ちょっとおかしくなってしまって、欲望が抑えられないの」

お姉ちゃんが、物静かにそう言った。何時もと感じが違う、そういう気分に入ってしまっているように感じだ。


「ちょっとお酒でも飲みましょ」

お姉ちゃんの心遣いだ、呑んだ方が気持ちも和らぐ。


(お姉ちゃん、よっぽどしたいのね、いやらしい)


「そうしましょう」

徹さんも同調して言葉を発した。


(あれ?徹さんも乗り気?私とできるから嬉しくて仕方ないんでしょ)


お姉ちゃんは冷えたシャンパンを持って来てグラスに注いだ。

「今日はみんなありがとう。これからの私たちの幸せに乾杯」

静かに乾杯し、皆んなでシャンパンを呑んだ。言葉は出てこない、お互い何を思っているんだろう。

こんな雰囲気になるのも無理はない、お姉ちゃん以外はあまり乗り気無く集まっている訳だし、私も拓海さんも徹さんとは初対面なんだから。


(でも、結局この4人言葉は少ないが、もうしたくてたまらないって感じが伝わってくる、私の気のせい?)


少し酔いが回って来た時、お姉ちゃんが拓海をベットに誘った。

「拓海、来て」

お姉ちゃんが甘えた声で、拓海さんを誘った。

拓海さんは私をチラッと見て、ベットへ行き、お姉ちゃんと並んで横になった。

私は息を飲んだ。

お姉ちゃんが拓海さんにキスをし、拓海さんのベルトを外して男性自信を刺激し始めた。直ぐに男性自信は硬直した。


(お姉ちゃん、したくて我慢してたの見え見え)


私と徹さんはタダ黙って2人の行為を見ていた。

拓海さんは、お姉ちゃんのシャツのボタンを外し、そしてブラも取り、胸が露わになると舌で先端の実を刺激し、もう片方の先端の実は手で刺激している。

「あ.........あー.........いっ.........あ~ん.........う、あ......あ」

お姉ちゃんは耐えきれず、喘ぎ始める。

拓海さんはスカートを剥がし、パンティーも脱がせて、右手は花園に、お姉ちゃんは足を広げ受け入れる体制になる。

拓海さんは、花園に指を入れ、刺激している。

「あ!あ!あー......うー......ダメ......もうきて~」

お姉ちゃんは、待ちきれず要求し、拓海さんは硬くなった男性自信を花園に挿入し腰を動かし始めた。

お姉ちゃんの身体は拓海さんが腰を動かす度に激しく揺れている。

お姉ちゃんは時々、私と目を合わせ、見られている事を確認していた。

「うー......あ~ん......あ!あー.........イヤッ......ダメー」

徹さんの男性自信も硬直しているようだ。股間が盛り上がっている。私も、濡れはじめて、実はもう我慢できずパンティーの中に手を入れている。徹さんは私のそれを見て、私の胸を触って来た。私は抵抗せず任せた。


(気持ちいい、好きにしていいのよ徹さん、私は拓海さんを裏切っているのかな?でもまだ徹さんを好きになった訳じゃないから、裏切ってることにはならないわね)


自分にそう言い聞かせた。

その間にも徹さんは私の胸を刺激している、私は我慢できず声が出てしまった。

「うー......うーん......あー......あ」

「徹さんってエッチね」

徹さんは少し興奮しながら、私のシャツのボタンを外し、ブラを外して、胸の先端の実を舐め始めた。

「あー......う!......う!......あ~ん......いい......あ」

私も喘ぎ声が止まらなくなってしまった。

お姉ちゃんとは時々目が合って、その度に何とも言えない快感を味わっていた。

拓海さんとお姉ちゃんのエッチはしばらく続き。最後の時を迎えた。

「あー......もー......い......イキそう......あ~ん......あイク、イク......あー」

お姉ちゃんの腰は大きく振れ、息の荒い武尊さんを抱きしめた。


そんな拓海さんとお姉ちゃんのエッチが終わった時、徹さんが私にキスを求めて来た、私は抵抗する事無く受け入れた。


(徹さんも我慢してたのね)


私は徹さんの男性自信を刺激してあげた。

お姉ちゃんは、そんな私たちのやり取りを虚ろな目で見ている。


(見られている)


徹さんはキスをしながら私のパンティーの中に手を入れ、指を花園に入れて来た。


(恥ずかしい)


拓海さん以外の指が入って来て、しかも見られているという快感がたまらなかった。


(感じ過ぎるわ)


「あーあ!......あー.........うん~......ダメ......あーそこ......」

私は喘いだ。

お姉ちゃんと、拓海さんはいつの間にかシャワーを浴びに行ったようだ。

徹さんは動きを止めた。

「あー......あー......は、は、は.........」

私は興奮が収まらず、息が弾んでしまっていた。

「ベットに行きましょうか」

徹さんは優しく私に声を掛けた。

「は、はい」

私は、なかなか立てなかったから、徹さんがお姫様抱っこでベットまで。


(待てないのね)


私たちは付けている物をすべて取り、生まれたままの姿でベットに横たわった。

徹さんは、私の胸の先端の実に吸い付き、もう片方は、指で刺激しながら、次はキスをしてきた、そして私の耳を舐め、首すじを舐め、私は気を失うんじゃないかと思う程刺激され、花園は濡れて、その恥蜜はシーツにまで染みた。


私がそんな耐えに耐えている状態で、タイミング良く硬直した暖かい男性自信が私の花園に入って来た。

「あ!......あうー......あー......気持ちいい」

徹さんは激しく腰を上下に振り、刺激してくる。私の身体も同期して揺れる。

「あ~ん......あ~ん......あ、もっとおくー......あ......あ」


(拓海さーん、気持ちいい、私、ごめんなさい、徹さんに抱かれてる。凄く気持ちいい)


「あー......ダメ......イク......あ~......イ!イッちゃう......あ」

私も大きく腰が2度3度振れ、イッてしまった。その瞬間思った。


(お姉ちゃん、徹さんが物足りないなんて嘘を付いていたんだ、物足りないんじゃ無くて、やっぱり、エッチしている最中に他の男性の事を思う快感や第3者に見られてする快感も知っていて、パートナー交換がしたくなったんだ)


私もパートナー交換の快楽を覚えてしまった。拓海さんが嫌いになった訳じゃない、徹さんが好きになった訳でもない。

パートナー交換の魅力にハマってしまったのだ。たった3回目のエッチで。

私はまだ、徹さんの胸の中にいた。

「徹さん、私は物足りないなんて事なかったです。ねー、また私とエッチしてくれませんか、ダメですか?」

私はちょっと甘えた声でお願いした。

「喜んでと言いたい所ですが、でも拓海君がなんて言うかな、僕はさゆり次第なんですが」

「おあいこでしょ」


(私は変わった?変えられた?元々、心の奥底にあった物が目覚めたのか?)


あの木曜日から、私もお姉ちゃんも禁断の世界への門をくぐってしまったのだ。


バスローブを身に纏い、カーテンを開けると雲の切れ目から日が刺し、その光は地上へ降り注いでいる。


(天使の階段だ)


私たちのパートナー交換の始まりを祝福しているかのように思えた。

パートナー交換はこの後も暫く続いた。

拓海さんもハマってしまったようで、満足しているようだ。拓海さんとは普通にお付き合いができている。

私は、次のパートナー交換の相手が欲しくなって来てしまっている。


(そうだ、先輩の森田さんに相談してみようかな)

[完]

















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運命?似たもの姉妹 夜月光 @norikaku0314

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