オレのベッドにかわいい幼馴染のペットが住みつきました‼︎ヤバ…猫も犬も可愛すぎるっ‼︎

猫の集会

ぶっ飛ぶ理性

 高校生になりたてのオレは、いま日曜日を満喫しております‼︎

 

 

 あー、休みの日は早起きしなくていいから最高だよ〜ってな感じで、もう時計すら見ないで布団でゴロゴロしていたんですよ。

 

 

 どうやら外は、土砂降りのようですね。

 

 ま、天気なんてどうでもいいんだけどさ。

 

 なんの予定もないし〜。

 

 ってか、なんか雷もなっておりますね。

 

 猫もないて…る⁉︎

 

 

 んっ⁉︎

 

「にゃ〜…ン」

 

 

 まてよ…なんか猫の声近くね⁉︎

 

 外とかじゃなくて、オレの部屋でないてるっぽくね⁉︎

 

 うちは、猫なんか飼っておりませんけど⁇

 

 

 ガバッと布団から起き上がると、外はめっちゃいい天気だった。

 

 

 ⁉︎

 なにっ⁉︎

 

 

 …

 

 

 そして部屋の中をキョロキョロ見渡したけど…猫なんていなかった…。

 

 

 しかーし‼︎

 

 

 かわりに幼馴染の柚香ゆかがおりました。

 

 

 それもオレのベッドのあしの方にちゃっかり乗っております。

 

 

「おい、柚香!なにしてんの?」

「え、暇だから舜一しゅんいちに嵐の夢でも導いてあげようと思ってさ」

 なんて言い出すんですよ?

 

 

 どうなん⁇

 

 こんな思春期の男の子の部屋でそんな呑気なことしてる女子高生って、どうなん?

 ってオレは、思ったよね。

 

 でも、オレは冷静を装って

「嵐の夢とか嫌なんだけど。なんなら普通…水の音的な心地よい眠りの曲みたいなのあるじゃん」

 と、次は海の音とかを遠回しに希望しておいた。

 

 そしたら、

「もしかして次は海の音とか水のせせらぎ希望ですか?残念ですが次は、心が安らがない曲って決まってるんですけど?」

 と、真顔で返された。

 

 

「なんでだよ…やめろよ…」

 

 今度の休みの睡眠が少し恐ろしくなってきた。

 

 

「じゃあ、そんな曲流されたくなかったら…なら…わたしのことかまってよ…」

 なんていきなり可愛らしいこというんですよ‼︎柚香のやつ、そんなこと思ってたん?

 

 

 

 え、そうなん⁉︎

 

 なんでそんなに、いきなりかまってちゃんになったん⁇

 

 かわいいやん!ってオレのテンションがめっちゃ上がったよね。

 

 

 だから、

「なんだよ、それならそうと早く言えばいいのにー」

 と、デレデレの顔でデレたオレ。

 

 そしたら、まさかの…

 

「ウッソ〜ん!んなわけあるか‼︎」

 と、いつもの強気な柚香に戻った。

 

 

 …

 

 

 あー、やっぱりそうっすよね…。

 

 

 あははは…は。

 

 

 テンション爆下がりです。

 

 ってかさ、オレのデレデレとドキドキを返しやがれ‼︎って思ったよね。

 

 

 まぁ、そんなこと言えないけどさ。

 

 

「あーあー、柚香ちゃんは素直じゃねーなぁ。ま、いいよ。ほんとはかまってほしくてたまんないんだろ?自分からオレのベッドに乗ってくるなんて、ほんっとツンデレな柚香ちゃんは、かわいいでちゅね〜」

 と、オレは仕返しに柚香を押し倒してスリスリしてやった。

 

 

 フッ、まいったか‼︎

 

 まったく…オレをおちょくりやがって。

 

 

 ってなわけで、柚香を散々スリスリしたんだけど…まさかの無抵抗。

 

 …

 

 

 ここは、やめろって突き飛ばされる予定でしたが?

 

 はて、柚香はオレのスリスリが気持ち悪すぎて気絶でもしてしまったのでしょうかね⁇

 

 

「柚香?」

「なぁに♡?スリスリの次は、なにしてくれるの♡?」

 なんて言いながらオレに抱きついてきた柚香。

 

 ‼︎

 

 なんですって⁉︎

 

 次は何してくれるのって⁉︎なにーっ⁉︎

 

 

 え?

 

 これは…仕返しのつもりでしたが…

 

 

 …

 

 

 ん?

 

 

 かまってほしいって…まさかの本気のやつ⁉︎

 

 ンンンンンんんんっ⁉︎

 

 

 え?いいの?ならオレ…何時間でもかまっちゃうけどね?

 

 

 オレに抱きつく柚香に耳元で囁いてみた。

 

「ほんとにいいの?かまいすぎちゃうけど平気?」

 と。

 

 そしたら、やっぱり

「それは困る‼︎」

 と、押し返されました。

 

 それもめっちゃ真顔で。

 

 

 …

 

 

 あ、やっぱりか。

 

 

 …

 

 

「オレ、トイレいってくるわ」

 

 

 朝から柚香に振り回されっぱなしなオレ。

 

 

 もう、騙されない‼︎と部屋に戻ると柚香がいませんでした。

 

 

 あれ?

 家に帰ったんかな⁇

 

 

 ま、いつも気まぐれだから多分帰ったに違いないと、オレはまた布団に潜り込んだ。

 

 

 あったけ〜‼︎

 

 人の温もりってやっぱりいいよね〜って、なにっ⁉︎

 

 

 布団を慌ててめくると柚香が布団に潜っておりました。

 

 

「なんだよ⁉︎猫かよ⁉︎」

 って、びっくりすると柚香はかわいい声で

「にゃ〜ん♡」

 ってなくんですよ‼︎

 

 

 かわいすぎ‼︎

 

 

「あー、そんなかわいい声だしていいのかなぁ?どこの猫ちゃんかなぁ?ノラちゃんならオレが飼ってやろうかなぁ?」

「にゃ〜ん♡」

 

 

 くそったれ‼︎

 

 かわいすぎ‼︎

 

 今すぐ首輪買いに走るぞ⁉︎

 

 赤いリボンに水色の鈴つけてやろうか⁈ってな感じだ‼︎ 

 

 

「おい…柚香…これ以上は無理。理性が吹っ飛ぶ。」

 

 オレの言葉をガン無視して、柚香は更に追い討ちをかけてきやがった。

 

 

「にゃんにゃんにゃ〜んっ♡」

 てね。

 

 

 このバカ猫‼︎

 

 

 飼い主を狂わす悪い子ちゃんめ‼︎

 

 

「このヤロ〜♡かわいすぎなんだよ〜‼︎」

 

 って言ってオレは暴走したよね。

 

 

 もうさ、布団の中でめっちゃ抱きしめてやった。

 

 全身でギュ〜♡ってね‼︎

 

 

「もう、離さないからな。自業自得だぞ?いいな?」

 

 

「にゃ〜んっ♡」

 

 

「まだいうか‼︎バカ猫‼︎こうしてくれるぞっ‼︎」

 

 

 オレはキス寸前までいってやった。

 

 

 さすがに怒られますね…って思ったら、まさかの

 

「にゃッ♡」

 て言われた。

 

 

 ん?

 

 

 なに?

 

 猫パンチされる⁉︎

 

 …かと思ったら、いきなり

 

 チュ〜ってされちゃいましたけど⁉︎

 

 

 ええええええええぇえええええええっ‼︎

 

 

「えっ?」

「にゃんッ♡」

 

 恥ずかしそうに軽く猫パンチされました。

 

 

 

「バカやろう‼︎飼い主さまをトリコにしやがって‼︎かわいすぎだろうよ‼︎」

 

 

 

 もうガッチリ抱き合ってそのあと何回もチュッチュチュッチュしたよね♡

 

 

「柚香〜、大好き〜♡」

「わたしもだワン♡」

「おい、いつから犬になったんだよ?ま、いっか!おかわり‼︎」

「ワンッ♡」

 おかわりっていったら柚香がオレにワンッていいながらキスしてきました!

 

 犬も猫もかわいいんですけど⁉︎

 

 そんなこんなで、オレのベッドがかわいいペット部屋になりましたよ♡

 

 

 

 おしまい♡

 

 

 

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