プロットのお話

 第四話、あなたはプロッターですか? それともパンツァーですか?

 ここでいうプロッターは文字通り、プロットを作って物語を書き進める人で、パンツァーとはプロットを作らずに勢いで書き上げる人のことを指します。


 詳しくはフィルムアート社様の出されている小説の書き方講座にて、ご自分で確認をお願いします。読めばすぐに出てくると思います。


https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270/episodes/1177354055297774347


 どうやら小説を書くのが上手な人はプロッターが多いと。一部例外なすごい人たちもいらっしゃいますが、私みたいな一般ピーポーにとってはやはりプロッターである方が傾向的にはいい作品が書けるわけです。


 肝心の私はプロッターなのか、パンツァーなのか。おそらく一番近い答えは、「プロッター寄りのパンツァー」でしょうか。はい、いわゆる混合種です。

 

 話の流れや絶対に言わせたいセリフをメモして順番に並べてはみますが、なんと私は4000字の短編すら1日で書き上げることができません。


 もう少し詳しく言うなら、一度執筆を始めたら書き終わるまでストップしちゃいけない人間です。一回止まっちゃうと、脳内に浮かんでいた景色やこれからの流れがすっぽり消えちゃうんです。


 え? 流れメモってるならその流れに沿えばよくない? ごもっともです。それがプロットの役割でもありますからね。

 ですが私の場合、なぜかそのプロットが納得いかなくなってしまいます。これのせいで短編が4本くらい消えてます。


 一度止めちゃうと、なぜか最初は飲み込めた流れやプロットに突然、訳のわからない嫌悪感的な感情を発してしまうんですよね。

 近いものとしては、おそらく書き手なら誰でも経験したことのある、「これって本当におもしろいのかな…」に近しい感情です。そして私は、ひどい時には一度書いた2000〜3000字を全て消してしまいます。

 

 おかしいですね。一度書いたはずのプロットなのに。


 さて、この私自身の話を通して何が言いたいのか。それは、自分のやり方に自信を持って欲しいということです。

 書き方は大事です。大事ですが、執筆をしないことには始まりません。プロットをたくさん書いて終わるよりかはパンツァーみたいに勢いでなにか書いた方がマシだと私は考えます。


 書いてみましょう。もしかしたら、あなたの物語を好いてくれる人がいるかもしれません。

 以上、別にこんなガッチガチの創作論を書くつもりじゃなかったのにガッチガチの創作論をになってしまった執筆歴3年(ブランク1年あり)の高2からの言葉でした。


 追記

 この話は、いずれ書籍化したい!自分で本を出したい!という人には向いてない話です。書籍化したい人はおとなしくプロットを書きましょう。

 嫌でも書いてみましょう。特に長編の場合は書かないと話の流れが整理できない可能性大なので書くことをおすすめします。

 でも、書いたからといって必ずそれが正解とは限りません。こんな、非常に無責任な言葉でこの会は締めくくりたいと思います。


 ちなみに一例ですが、私は期末テストが始まる前の11月中旬に「よし、次はプロットの話をしよう」と思いこの枠を作りましたが書いてるのは12月5日なんですね。

 メモもしていないせいで、11月の私はこの枠でなにを言いたかったのかわかる術などございません。

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カクヨム甲子園2024を終えて じゅじゅ/limelight @juju-play

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