第10話 時系列
読んでいただきありがとうございます。夜月灯火です。
この度は私の妄想に付き合っていただきありがとうございました。本来書くつもりはなかったのですがこの妄想の時系列を書かせていただきます。
始まりは9話【〇〇町】からになります。とある双子の内一人が行方不明となりもう一人がまた会いたいという気持ちを込めて糸電話を作った。という内容でしたね。
この妄想には『お参り』『貝殻』『青の色鉛筆』が出てきます。この時点で分かったと思いますが、神社でお参りをする際お賽銭を投げる人は多いはずです。そして当然小銭がぶつかる音もセットで聞こえるはず。4話【ある日の放送】で聞こえてきた音の正体はこの音になります。そしてラストには声が聞こえてきた貝殻がありました。Aさんがいた海の見える場所は、8話【ビーチ】にて出てきた観光地で有名なビーチに場所になります。最後に『青の色鉛筆』7話【色鉛筆】で先輩が取り上げていました。送ることは不吉と言われていましたね。ですが先輩が怒ったのは送られていたことではありません。ではどういうことか解説いたします。
9話で棺桶に入れられたのはAさんの宝物である『赤』の色鉛筆です。市販で売られている色鉛筆は当然各一色、双子の要素と合わせて『赤』となれば対極イメージのある『青』を想像しませんでしたか? この『青』の色鉛筆は元々Bさんが持っていたものを形見としてAさんが持ったものです。これによって二人は生死を乗り越えて貝殻を通じて声を聴くことが出来た。そう思っていただいて構いません。
そのため先輩は色鉛筆自体に怒っているのではなく、青の色鉛筆を「私」が持っていたことに怒っていました。繋がりが出来てしまうのを恐れたのでしょう、後輩にも慕われているぐらいのいい先輩なんですから。結末は………7話ラストで分かる通りですね。
と、ここまでが言ってしまえば8話の繋がりを除き《過去》の話になります。ではここからは《現代》の話になります。気付きましたでしょうか、現代では《現代的な事柄》を文面に混ぜていたことを。
《現代》の始まりは4話【ある日の放送】になります。ノイズ混じりにお賽銭を入れたような音が聞こえてきた。いわばこれはBさんがAさんを探すためにお祈りをした音です。それが時を超えて聞こえてきた。小学生には分からなくても禁忌と言われているお話を大人が知らないとは考えられません、そのため先生たちはすぐに教室を出ていきました。台風と嘘をついて帰らせて一週間家に閉じこもるように。
ラストで時系列の季節が「夏」だと分かります。9話のビーチにはSNS目当てでよく観光客が訪れますが、物語で20人以上と書いてあるにしては少ないと感じた方は鋭いです。規模によって変わるものの観光地+SNS+都市伝説の三つがあるにしては20人は少ないと思いませんか? 実は4話の時系列からこれは『夏休み前』で『一週間の期間に起きた出来事』となっています。
ではこの音は誰が出したものなのか、ここまで読んでいただいた方の想像通り超常現象的な物で間違いないです。ですがそのキッカケとなるものがありました。6話【幸せの置き手紙】の書いたAちゃんです。
最後に巻き込まれてしまった人はどうなってしまうのでしょうか。2話・3話・4話・6話・8話・9話を見ていただければ自然と分かると思います。
さてと、これが全体の流れになります。さすがに全部話してしまうと怖いのでね。
え、1話と5話だけ繋がりがない? いいえ繋がっているはずですよ。それもかなり根深く。ところでなんでこのような事件が私が投稿するまで知られなかったのでしょうか、まぁそんなことはどうでもいいですね。だって……
※これは私の妄想です。
※これは私の妄想です 夜月灯火 @kurokicazuya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます