プロローグ 後編

前回の続き•••的な何か 



私はひたすら湖の前でむんと仁王立ちで佇みながら

うんうんうんと考え込んでいる。

なぜ、私はおじさんから幼女になっているのだろうか。

そしてここはどこであるのか。

どうして、こうなったのだろうか。など。と

まぁいつまでもこう、うんうんと考えて込んでいても

私の頭からこの正体不明な理由なんて物はなにも思いつかないようだが。


少し話は変わるが、

ここが仮に現代社会の日本であり、私が元の姿であったとしたら

他人から見て若干の恐怖を感じさせる物であっただろう。


ひたすらおじさんが何もないところでうんうんと

仁王立ちで考え込んでいるという。

少し滑稽で怖いものであるだろう。


流石に通報物とまではいかないが。

他人に少しの不信感を持たせるものであっただろう。




だが、皆が言うような

そんな心配などない。今の私は幼女である。


もう一度いうが、いまの私は幼女!!なのだ。

普通に考えても、逮捕や職質はされないであろう。

親御さんがいないか周りから確認されるかもしれないが。

ドヤとしながら、可愛らしい顔で

私は胸を張ってそう言い切った。

この幼女(私「仮」)にはあまり胸はないようだが、、、


話が逸れたな‥とりあえず現実を見なければならないようだ。

そんな気がしている。

         

 


             

とりあえず私はそれから頬を思いっきり抓った。

その時の私は普通にバカだったのであろう。

そんなに力、入れなくて良いだろう。

痛かった。涙が出た。泣いた。

      

そんな実演をしたから

どうやら、この現実は夢ではないと自覚した。

やってよかった。と思う、うんうん

そう思わないとただの痛い目をみた馬鹿なだけである

そのことを思い返すと

私は、少し泣きそうになった。

         









         

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卵の妖精 ようせーさん @kaikai1122

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