北国の小学校で紡がれる、不思議で素敵な秘密の物語

おそらくはコロナ禍をモデルにした流行り病により、休校した小学校の生徒たちの行動から始まる、不思議で牧歌的な現代ファンタジー。

自分達が学ぶ学校の秘密を、不思議な鉛筆を手に入れた事がきっかけで紐解いていくというストーリー構成は、どこかほのぼのとした空気と、幼い子供たちの頑張りを感じられる微笑ましいものを感じさせてくれます。

タイムリープという特殊な要素を持ちながら、それを自由研究のネタにするという危機感の無さが、逆に作品を安心して読み続けられます。

ちょっと田舎の雄大な自然の中にある学校、そんな空気につかりながら、すこしふしぎな経験を子供たちと共に楽しんでみませんか?