繰り返す絶望から立ち上がり続ける一人の男の物語

 最初から色々と失っている男、ヒューのお話ですが、なんと言っても絶望感が半端ない。

 段々と立ち直るのかと思いきや、更にそこから突き落とす! 友も失い、更に色々と失って絶望して行く。

 信じるのは意味不明なシステムとの約束だけで、普通なら耐えられない程に追い込まれて行きます。

 それでも前に進むのは友との約束なのか、自分の為なのか。色々な葛藤をかかえながらの物語です。

 読めば読むほどに面白くなる一作です。せめて5章-11までは読んで欲しい。個人的感想ですが本当に面白くなって来ます!