株式会社 人体 / 遠吠 負ヶ犬 作

緋櫻

株式会社 人体

あぁ、我が筋肉よ

会社を支える縁の下の力持ちよ

その傷ついた姿で、我が社を支えたまえ


あぁ、我が眼球よ

大局を見据える鋭き観察者よ

その狭き視野で、これからの行く末を見極めたまえ


あぁ、我が心臓よ

無くてはならない会社の中心よ

その小さき体躯で、全ての責任を背負いたまえ


あぁ、我が脳よ

小さき会社の司令塔よ

その凝り固まった思考で、皆を導きたまえ


あぁ、我が愛しき社員たちよ


死ぬまで働け

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

株式会社 人体 / 遠吠 負ヶ犬 作 緋櫻 @NCUbungei

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る