日常の中に面白いものが潜んでいることを気付かせてくれる小品

納豆を混ぜる回数の違いを比べるという発想がそもそもユニークでした。50回と100回の比較まではなるほどそんなものかと思って読みましたが、400回と424回の比較では思わず笑ってしまいました。納豆が箸を逃れる様子が目に浮かぶようです。さりげない猫たちの描写も見習うべき巧さと感服しました。