トラック5 夏休み最終日の河川敷散歩
【SE: 川のせせらぎ、虫の鳴き声】
(少し物思いにふける口調で、右・中)
「ねぇ……夏休み最後の日だね……。
風が気持ちいいから、ちょっとだけ涼しい。
こうやって河川敷を歩いてると、なんだか夏の終わりを実感しちゃう……」
【SE: 風が吹く音、草の音】
「でもさ、すっごく楽しかったよね!
思い返すと、いろんなことがあったなぁ……。
キャンプでさ、湖すっごく気持ちよかったね。
転んだ時……、ふふふ。
それに覚えてる?あの……トンネルの中、
本当はめっちゃ怖かったけど……
(右から正面・中)
「でもさ、隣にいてくれたから、なんとか乗り越えられたんだ。
最後まで行けてほんとによかった」
(楽しそうに、正面から左・中)
「それに、お祭りも最高だったなあ。
あの時もありがとね。助けてくれて嬉しかった。
彼氏と彼女のふりしちゃったり……。
花火も最高だったね!
いつもにましてすっごい綺麗だったなあ。
ふふふ。ねぇ、石投げしよう!昔よくやったんだ……」
【SE: 石を水に投げる音】
(嬉しそうに、正面・中)
「やった!3回跳ねた!……ほら、やってみて」
【SE: 石を水に投げる音】
(感心したように、右・近)
「すごい!めっちゃ跳ねた、10回くらい跳ねた?
……やっぱり力も強くなったんだね。ふふふ」
(優しく、正面・中)
「ねぇ、もう少し歩こう?夕日がきれいに見える場所、知ってるんだ……」
【SE: 足音】
(優しく、正面・中)
「あそこに木があるでしょ? あの下からの景色がすごい好きなんだ」
(少し興奮気味に、右・中)
「ほらみて……わぁ、夕日がきれい……。
なんだか……空が燃えてるみたい。
秋が近づいてるのかな」
【SE: 虫の鳴き声が大きくなる】
(少し寂しそうに、右・中)
「夏も終わりだね……」
(少し真剣な口調で、正面・近)
「ねぇ……そういえば、進路のこと、考えた?
私ね、将来の夢があるんだ……。
まだ誰にも言ってなかったんだけど……」
【SE: 木の葉がそよぐ音】
(決意を込めて、正面・近)
「私ね、お医者さんになりたいんだ。人の役に立ちたくて……。
でも、勉強も大変だし、本当になれるかわからなくて……。
(ほっとした様子で、右・近)
「え?応援してくれる? ……ありがとう。すごく嬉しい!」
一緒に?そうだね、一緒だったら私も頑張れるかも。
ふふふ。ありがとう」
(少し恥ずかしそうに、右・中)
「なんか……すっごい勇気が出た。
私、絶対に夢を叶えるよ。勉強も頑張るね!」
【SE: 風にそよぐ葉っぱの音】
(小声で、右・近)
「ねぇ……これからも、こうやって話せたらいいな。
あのね、私……あなたのこと……」
【SE: スマホの着信音】
(驚いた様子で、右・中)
「あ! ごめん……お母さんからだ」
(少し残念そうに、正面・中)
「もしもし? あ、お母さん……どうしたの?
ああ……そらが?もうしょうがないなあ……うん、わかった。すぐ帰るね」
【SE: スマホを切る音】
(申し訳なさそうに、右・中)
「ごめんね、もう帰らないと……。
一緒に帰ろう」
【SE: 歩き始める足音】
(少し照れながら、右・近)
「あのね、さっき言いかけたことがあって……。
私、あなたのことを……すごく大切に思ってて……」
【SE: 足を止める音】
(決意を込めて、正面・中)
「ねぇ、ちょっと聞いて欲しいんだ。言いたいことがあるの」
【SE: 風が少し強くなる音】
(正面・中)
「あのね、この夏、一緒に過ごせて本当に楽しかった。
キャンプも、お祭りも、そして今日も……全部かけがえのない思い出になったよ。
それにいっつも助けてくれてありがとう。
ほんとに嬉しかった!」
【SE: つまずく音】
(少し近づこうとしてよろけてしまいます、正面・近)
「私、あなたのことが……
きゃあ!」
【SE: 受け止める音】
(驚いた様子で、正面・近)
「あ……また……ごめん……。
顔が……近いね……」
(ドキドキした様子で、正面・極近)
「あなたの顔、こんなに近くで見たの、初めてかも……」
(囁くように、右・極近)
「ねぇ……私……」
【SE: スマホの着信音】
(驚いて我に返ったように、正面・中)
「あ! もう、またお母さんだ、ごめんね。
はい、どうしたの?
ああ、そらがうるさいんだ。もうすぐ帰るから、
ちょっと待っててって、言っといて。
川のとこ散歩してるだけだから、うん、すぐ帰るよ」
【SE: スマホを切る音】
(少し慌てた様子で、正面・中)
「また、ごめんね。じゃあ帰ろう!」
【SE: 走り去る足音】
(遠ざかりながら、正面・遠)
「今までも、今日も本当にありがとう!
大好きだよ!
これからもよろしくね!」
終わり
なうろーでぃんぐちゅう…… @GPT00
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