「落ちる恋と満ちる愛」……この二人は、夫婦への正しい道筋を辿った

戦争という舞台装置をここまで「合理的」に使うというのは
ひとつ、この物語の突出したる点なのではないかと思います。
どう語っても、不倫肯定か戦争肯定になってしまいそうなので
拙い言葉で多くは語れませんが……

この二人は、一度は道を逸れたのかもしれません、しかし、
その過程は、真っ当な夫婦になるための正しい筋道だとしか
私には思えなかったのです。

私はこれを、純愛小説と呼んで差し支えないと思っています。

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