あおい(ばけつのしんきろう)

@DojoKota

全話

水を飲む。喉が渇く。

あおいばけつのしんきろう。披露宴。ぱーてぃ。

いぬをつれてあるいている人間にしばしばであう。出会い頭に「こんにちは」

「こんにちは」という言葉が、奇妙であり、電信柱の色。

青い色。

青い色である。

これはなんだろうか。ふかかいが感じられる。深海魚を見に出掛けていく。水族館が水槽に大量の豆腐を泳がせている。パネルには、「豆腐」と説明が書かれている。

将棋を観戦しに出掛けて行った。びっくりした。おどろいた。真剣勝負だった。びっくりだ。

驚いた拍子に謡を始めていた。

踊りを踊っている人間が横断歩道の隅の方で踊っていた。自動車が走ってやってくる。

右手。

左手。

真ん中の手。

雲が動いている。大きな雲が動いている。それはなんだ。わからないのか惑星のことなど。

太陽を見ている。見ているうちに気づく。太陽と月の違いに気づく。

ほとんど何も違いがない双子を素材にして。

ちょう。

蝶かもしれないちょう。

腸かもしれない。

「ちょう」とつぶやいてみた。背伸びをしてみた。猫がいた。


ねこ。


ねこなのか。


猫ではなかったとしたら猫の形をした猫ではない猫。窓枠に手すりを取り付ける修理をしていると私は、ふっと、仕事で汗を流している自分に気がついて、両手がじんじんと痛んでいて、汗が流れていて。

雲間の光を古代希臘の人々が眺めている。雲間からは光が漏れている。赤いオレンジ色紅色朱色。

そこから色が漏れていることに気がついてしまう。

ふっと私の血が流れていることに気がつく。


東京都民の全ての血液を利用して東京タワーは赤く染色されたのだった。

輸血が足りない。

そんなことはどうでもよく日本赤十字社の保持する血液の全てを使って。

東京タワーは赤く輝く。


めっちゃ滅私奉公。


柴犬と一緒に散歩。


夜の道が明るい。


柴犬が光り輝いて辺りを照らしているので夜道が明るくなっている。


Thomas Edisonは、白熱電球の代わりに、品種改良によって、常時光り輝く柴犬を、発明して、今や世界中で柴犬が、光り輝かせるために飼育されており、柴犬製造出産養育工場は、まるで、この世の終わりであるかのように、光り輝いており、職員は平均三年で失明する。しかし、しば犬が好きな人々は失明した後もそこで働き続けているのであった。

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